老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1211;退院した歩惟婆さん

2019-07-23 04:37:51 | 老いの光影 第5章
退院した歩惟婆さん

昨日、南陸奥総合病院5階東病棟から退院した

咳嗽(がいそう、咳)、痰貯留、胎動困難、肺雑音、発熱、と主症状が「退院情報記録書」に記載されてあった。
主病名は、ウィルス性気管支炎

歩惟婆さんも自分と同じく多疾患持ちである
高血圧症、心不全、高脂血症、骨粗鬆症。右副腎腺腫、子宮癌の既往歴がある

チョッと硬い言葉が続いたが

家に着く頃を見計らい在宅訪問をし
歩惟婆さんに「おかえりなさい」と言葉をかける
彼女はにこっと笑い「家がやっぱりいいね」と呟く

自分より1歳下の次男 千明さんは
昨年の5月 歩惟婆さんを訪問した帰り路
松戸駅を降りたところで脳出血のため左半身不全麻痺の障がいを負った
懸命にリハビリに取り組み、杖歩行までできるまでに快復した

次男の足が遠のいたことで、歩惟婆さんの物忘れが始まった

一人で新幹線に乗り、南陸奥にある実家に帰ってきた
1年ぶりに老母との再会

自分にとり、次男さんとの初めての出会い
先週の土曜日に来て、今週の木曜日まで滞在する

松戸に帰るまでには、もう一度訪問し次男さんと話が出来れば、と思っている

歩惟さんにとり 親子水入らずの夜を迎える