爺のお散歩

天気の良い日は自然観察

今年はまだ出る

2010年10月06日 | アウトドア
2010/10/06(水)
 適度なお湿りと地温が合致した。昨年の不作をあがなうべく、気温の低下さえなければ「マツタケ」はここに来て豊作の兆しだ。通年ならば夏ギノコである「ベニテングダケ」が出ていた。次の写真にある猛毒菌「ドクツルタケ」より毒性は弱い。白樺林の多い上田の傍陽(ソエヒ)地区ではこれを干し、しっかり乾燥してから食する慣習があると物の本にあるが、もう過去の話であろう。また、大航海時代のバイキングが士気を鼓舞するために小片を利用した事もあったそうだ。「傘の上に点在するツボのかけらを酒の盃に一粒浮かべて飲めばほろ酔い気分になる」なんて話もあり、ディズニー映画「白雪姫」の中のシーンでも出てくる愛らしいキノコでもある。
 隅田祭りで騒動を起こした猛毒菌「ニガクリタケ」も目にする。通常は食用菌「クリタケ」より小振りで中央部が暗色を帯びるので区別出来るのだが、キノコを多く見ていないと難しいの個体もあるのだろう!一番は端っこを少しかじってみるとかなり苦味を感じるので、疑義をはさむ時にはそうすれば良い。苦味が判ったらペッツペッツと吐き出せばいいいことで、この所作で中毒することは無い。
今年の特徴と思うが、大量発生し中毒例のもっとも多い毒菌「クサウラベニタケ」を殆ど見ないことだ。
キノコの中には塩蔵や乾燥で食用になる種もあると書は教えるが、毒成分が皆無になる事は無いと考えるのが妥当だと思う。そういった統計・研究は遅々たる歩みであるので。。。。


ドクツルタケ(致死に至る全身白無垢な猛毒菌)


特徴を覚える(根元のツボ、茎のだんだら模様、傘の下のフレア=ツバ)


上から見ても真っ白け/但し傘裏のヒダだけは桃色がかる


盛り上がりを掻き分けた。こんな風に真横に伸びるマツタケもあります。
重さは20gに届かず。シロを覚えると潜っていろ物もゲットできるのです。
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