睡蓮が咲いてバンビが走りまわるが
ブドウ園の中に迷い込んだ小鹿をみつけた園主が、小鹿をなんとか外に追い返そうとするのだけれど、錯乱状態の小鹿は出入り口を無視して必死に駆け回る。
園主が慣れないことに疲れ果てて座り込むと、小鹿も行儀よく座ってこちらを窺っていたらしい。
母鹿の心配そうな鳴き声がすると小鹿は迷うことなくぶどう園の出口に向かい、一目散に林の中に駆け込んでいった。
鹿は今や害獣である、小鹿を逃がしたことを非難する人がいる、やがて実りの秋を待たず、10倍の鹿が園に入り込み葡萄を食い荒らすに違いないというのが理由である。
そのことに反論はできないし、私も小さな害虫は見つけ次第ひねりつぶしている。
しかし小鹿を母鹿のもとに見送った園主に喝采を送りたい。
地震津波原発暴走と悪夢は続く バンビ跳躍する我が故郷はうるわし