旧聞に属する事だけれど、6月に開催されたワイズメンズクラブ国際協会東日本区松本大会での晩餐会には、ホストクラブの肝いりで地元ならではの食材を使った料理が並べられ大好評であった。
後日 料理の量が物足りなかったと複数の方から御忠告をいただいた。
事実 料理を山盛りしたトレーは、晩餐会の終盤にはどのトレーにもなにも残っていなかった。
その中でただ一つの例外は「絹の花」佃煮であった。最初の量がほとんど変らずそっくり残ってしまった。
ありていにいえば「蚕の蛹」である。かって養蚕が盛んな信州では、貴重なタンパク源として普通に食べられていたものだが、最近口にすることはなくなっていた。 そんなことで敬遠されたのだろう。
もし写真の様な料理が出されていたら結果はどうだったのだろう。
「蜂の子とアスパラガスのオリーブオイル炒めサラダ」
蜂の幼虫の目玉が写っているから、敢えて写真を縮小した 。虫食を極度に嫌悪する方の食欲を減退させる恐れがあるから。
しかし 美味である。
私が調理してこの旨さである、もし本職が腕を振るったら、世界の美味ランキングが入れ替わるかもしれない。