常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

暖かい重湯

2013年01月26日 | 季節の便り

マンサクがほころび始めた

薄曇り、終日強い西風が吹いた。

杉の枯葉が吹きちぎられて、残雪の上に折り重なって落ちた。

樹脂含んだ枯杉葉は、焚き火の焚きつけとして、これに勝るものはない。

竈や囲炉裏の火が生活に必需だった頃、こんな日は社の森にスギッパを拾いに行った。

昨夜勤務先の役員OB親睦会に参加した。奇縁で出席者4名は皆同年である。

各膳に釜飯が配られて、固形燃料に火が付けられた。

大きなお椀ほどの金属製のお釜である、洗ったお米とその上に炊きこみ用の具が乗っている。

蓋は厚い木製で、二の字に取手が付いた本格派で、炊きあがるまで30分ほどお待ち下さいという。

ひとしきり 古き良き時代に話題が及んだ、。

「病気になると、母がお釜から重湯を掬ってくれた」共通に体験した事柄である。

お釜の木蓋がことこと鳴って、白い蒸気が形よく噴き出した、重湯を取るタイミングがよろしいようで!!

 

 

コメント
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