1週間後に収穫予定
今年は松茸が大豊作と喧伝された時期があったけれど、それは一炊の夢に終わったようだ。
あろうことか ある日を境に突然茸は姿を消したらしい。
先日も松茸の名高い産地で開催された会合に、例年より大勢が集まった理由は簡単明瞭で、懇親会に出るであろうと思われる大きな焼松茸が目当てだったようだ。
しかし 料亭より少しだけ厚めに切った松茸の吸い物と、松茸ご飯のみであった。
それでも新鮮な松茸を確保するのに苦労したと主催者が申し訳なさそうに云っていた。
二年前に椎茸の榾木を5本とナメコの榾木を5本JAから買ってきた。
それを最もキノコ類が好む環境と思われる場所に立てかけて、時々散水し、時を待っていた。
今年 春に出る春子を期待したけれどそれは甘かったようだ。
この秋は今度こそと秋子を待ったけれど、これも空振り、キノコの季節も終わり、菌糸が死滅したのではないかとあきらめかけていた。
それでも今日、小春日和の汗ばむ陽気に誘われて、榾木を見回ると、うれしいことに丸々と太った椎茸が何か所かに頭をのぞかせていた。
どうやら我が家の椎茸殿は奥手だったようだ。
生まれたばかりの椎茸