常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

蕎麦会

2010年12月20日 | 季節の便り

オモト

蕎麦同好会の忘年会があった。

忘年会の締めはもちろん蕎麦である。

この日の打ち手は、蕎麦会の頭目と目される上位4名の競演となる。

材料は同じそば粉を使い、二八蕎麦(蕎麦400g小麦粉100gの混合)を打つ。

頭目が持ち寄った蕎麦打ち道具は逸品揃い、大分お金がかかっているなと観客は見てとった。

これでもかと思うほど時間をかけて丹念な水回しの後、コネに入る、どの頭目も全く無駄が無い、見る間に麺に艶が出て来る。

のし板に乗せて延す、2本の麺棒を使って、要所々に打ち粉を蒔いて麺は面白いように広がってゆく。

これは念入りな水回しの成果であるという。

薄く延ばされた麺をたたんで切る、リズミカルな音が流れる、どう聞いても本職そのものである。

それとなく商売転向に水を向けても「蕎麦は奥が深い、簡単に極められるものではありません」と笑い、「趣味で打つから楽しい、商売となったら地獄になるかもしれません」と真顔で言った。

楽しく打たれた蕎麦は本当に旨かった。

 

 

 

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パソコントラブル

2010年12月19日 | 季節の便り

 

年賀状を作る準備をはじめて重大な事に気付いた。

年賀状ソフトの住所碌が壊れていたのだ。

データはあるから1件ずつ登録すれ済むのだが視力の衰えもあって気が重い。

パソコンはあきらめて手書きも考えたけれどもっと難事業になる。

思案の末、住所録を最初から作り直すことに決心して結局今日一日を費やしてしまった。

 

 

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ススキミミズク

2010年12月18日 | 季節の便り

材料

作品Ⅰ

ちょっと暖かい朝 枯れ尾花を集めてきた。

穂綿が飛ぶ時期なのだろう、道々手に持った花束?から綿毛が雪のように飛んで、来年はこのあたり一面薄野に変るかもしれない。

種子の飛散は家の中まで続いて風邪気味のかみさんが眉をひそめた。

部屋にブルーシートを引きパソコンの「ススキミミズクの作り方」を頼りに作業開始。

作業に難しいところはない、誰でも簡単に作れる、難しいのは束ねた穂の塊を、ミミズクらしい形に仕上げることである。

言い換えれば、 才能さえあれば、熊でも、ウサギでも、猫にでも変身可能なES細胞である

作品1号はルエリアの枝にとまらせた。こうすればルエリアに早く蕾がつくかもしれない。

 

 

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南国の果物 パパイヤ

2010年12月17日 | 季節の便り

パパイヤ

原村からパパイヤの苗木を今までに何度も頂いたけれど、ことごとく枯死させてしまった。

ここはパパイヤ栽培に適さない諦めかけていたところ、秋に正木さんが健康優良児的な苗を運んできてくれた。

パパイヤは葉の切れ込みが南国風で好きなのだけれど、性格がデリケートで越冬が極めて難しい。

冬期葉を落としてしまうと、来春の芽吹きは全く期待できない、如何に元気な葉を付けたまま越冬できるかが鍵である。

フィリッピンで見たパパイヤは、畑に無造作に植え付けられて、雑草の茂る中に小ぶりながらも立派に実をつけていた。

我が家のパパイヤも、現在の容姿が保てたら数年先の結実も夢ではない

実際のところ、正木さんの診察室では立派な果実が収穫できたらしい。

 

 

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冬至のころ

2010年12月16日 | 季節の便り

隠れ蓑

 

寒さが戻ってきた、木戸先に植えられた「隠れ蓑」が葉を細く丸めて寒さに耐えている。

葉の縮み具合から、-3℃以下であることは間違いないと推測し、温度計で確認するとー3.5℃を示していた。

会社が来季から持株会社に移行することにより、決算期が1月~12月に変わる、このため今期は7ヶ月の変則決算となる。

師走のあわただしさに、決算作業が加わって、私以外の社内は騒然としている。

暦の資料によると長野県で最も早い日暮れは12月10日頃で16:31分であり

最も遅い日の出は1月10日で7:00となっている。

12月2日に行ったドックによる健康診断の結果説明があり、各データ共年相応で特段問題は見当たらないという。甲種合格か?

22日は冬至である、柚子湯に浸り南瓜を食べて冬に備えよう。

 

 

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双子座流星

2010年12月15日 | 季節の便り

燕岳山頂 燕山荘の窓に反射する夕陽(常念が見える窓から撮影)

15日午前2時 部屋の窓から星座は庇が邪魔して観察できない、防寒衣を着こんで外に出た。

 

折りたたみの椅子を持ち出し、仰向けになって空を見上げる、双子座は中天に昇り、半月は既に山に沈んで、暗い空に冬の星座が輝いていた。

流星は双子座から出るのではなく、その付近の広い範囲で思い出したように流れた。

それは花火のような華やかさを纏わない、長い沈黙の末にようやく星々の間を切り裂いて一筋流れた。

半秒にも満たない輝きである、瞬きする間に気付かずに消えた流星も多数あったかもしれない。

ほぼ30分の間に10回ほど見ることができ、不確かな満足感に満たされた。

現在 首に違和感があるのはあの時刻の天体観察によるものかもしれない、ほぼ真上に位置する星の観察がこれほど大変なものとは思わなかった。

双子座流星群 冬木立はさざめき半円を切り裂いて消える星の軌跡

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冬に備えて

2010年12月14日 | 季節の便り

高嶺の雪にせかされて、冬に向かう車の備えを固めた。

冬装備といっても冬用のスタッドレスタイヤに履き替えるだけである。

以前は冷却水を不凍液に変えて、バッテリーを入念に点検し、ワイパーブレード交換、新しいタイヤチェーンをトランクに格納して冬に備えたものだ。

今年は自分でタイヤ交換した、通常に走っていればパンクすることは皆無に近い、だからジャッキの扱いも忘れかけていた。

以前買った埃まみれの油圧式ジャッキを引き出して、シャーシー基盤の指定個所にセットし作業を始めた。

ナットの締め付けが強い箇所はレンチに鉄パイプを差し込んで緩める方法を忘れない。

大変だったのはタイヤを抱え上げて4本のボルトにセットする時である、タイヤは以外に重かった、両膝を地面に付いて腰に負担がかからないよう慎重に行った。

それでも4本を交換し終わるのに約30分を要した、これは手動で行う平均的な速度であろう。

終わってみれば簡単である。2千円の出費が節約できた。

 嶺の雪にせかされてジャッキアップして冬タイヤに履き替える 実感する落ちた筋力

 

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おこひる(小昼)

2010年12月13日 | 来し方

 

師走を彩るヒヨドリジョウゴ

 

通勤途中のラジオから「おこひる」という懐かしい言葉が流れた。

久しく聞くことがなかった響きである。

子供のころ農作業を手伝わされている日の長さは特別である、太陽が一点に固定されて時の経つのが腹立たしいほど遅い。

そんな時親父の「おこひるだ」という一声で不機嫌がふっ飛んだ。

「おこひる」は昼飯にはまだ間がある時間帯の休憩をいう。

前夜 母が用意した、お茶や菓子、果物、煮物や、おにぎりまでが莚の上に並んでいた。

嬉しい事に「おこひる」は午前と午後の2回用意されていた。

あの頃は1日5回も食事したことになる、だから今の元気があるのかもしれない。

家族が揃う野外の食卓は、手伝いの苦しさを越えてはるかに楽しく、残された作業時間を頑張ることができた。

猫の手も借りたい農繁期、「おこひる」は親の労働者懐柔作戦だったのだろう。

 

 

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年末多事

2010年12月12日 | 季節の便り

アジア賞作文コンテスト

強い雨だれの飛び散る音で目が覚めた。

屋根に積もった雪が、南風に溶けて流れ落ちる音であった。

根雪になると思われた先日の雪は見る間に消えていった。

冬を楽しみにして訪れると思われたお客様から「あたたかくて良かった」と反って喜ばれた。

新年になると地域の各役職の交代が始まる。

ほとんどの役職は終わったと気楽に構えていたら「年齢順位から次はあなたの番です」という大役が回ってきた。

「万人が納得する理由がない限り引き受けていただきます」とやんわりと手厳しい。

 

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初雪と天体ショー

2010年12月10日 | 季節の便り

 雪をかぶった柿花火、間もなく野鳥が群がるだろう

雪が路面に凍りついて歩くとバリバリ音がする。

雪は汚れを隠してくれるから好きだといった人がいた。

明日は団体の行事があって、県外から大勢お客さんが見える。

寒さの中にある松本の冬景色を堪能して頂けたらと願う。

空気が澄んで星空が美しい。

14日は双子座で流星群が、21日は皆既月食が見られるという。

 

 

 

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