常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

柿花火

2010年12月09日 | 季節の便り

暁星(金星)12月9日5:40

柿花火

「あかつき」は金星の衛星になることを嫌って太陽系に飛び出していった。

金星は明け初める冬木立の梢の上に今朝も輝いた。

その里山の冬木立を見上げるように柿花火の彩りがきわ立つ季節である。

鳥も柿の渋さは好かないのだろう、甘柿には群がる野鳥もこの木には寄りつかない。

例年収穫して干し柿を作るのだけれど今年は止めた。

後10日もすれば、渋みが自然に抜けて野鳥の喜ぶ甘柿に変わる。

 

 

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霞雪(かすみゆき)

2010年12月08日 | 季節の便り

 

 

昨夜の時雨が標高によって雪に変わり、朝になると里山付近は霞のような雪景色になっていた。

日が射すと一瞬に消える儚ない雪景色である

初冬に寒気を告げる霞雪は、里山の裾に一段づつ高度を落として里に忍び寄る。

師走の谷間の夕暮れ、色とりどりの鮮やかなイルミネーションが家々に点灯する、今年はその数が格段に増えたように思う。

 

 

 

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隼人君の巣箱

2010年12月07日 | 季節の便り

 

隼人君から新しい巣箱が届いた。

巣箱の中を常時観察したいという我儘なリクエストに応えた作品で、その仕掛けは一方の側面に透明なアクリル板をはめ込んだ水族館水槽形式である。

普段は目隠板で窓を覆うことは勿論だが、この展望型住居が気難しい小鳥達のお気に召すかどうかは分からない。

近所に住むヤマガラ、シジュウカラの気分次第である。

近いうちに巣箱を取り付けに来てくれることになっている。

長野県代表として日本学生科学賞全国大会に進んだ隼人君の「ムササビの研究」は残念ながら入賞は叶わなかった。

 

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ススキのミミズク

2010年12月06日 | 季節の便り

短日のススキ

 

枯れた尾花がフワフワと逆光の中に輝くと、どこか郷土玩具にみたススキのミミズクを思った

そこに、社のケヤキの古木の洞にミミズクが巣作りして、白い綿細工の様な雛が顔をのぞかせていた景色が重なった。

「ススキのミミズクの作り方」で検索したところ写真入りでヒットした、これなら時間をかければできそうだ。

近いうちにここからススキのミミズクが巣立つかもしれない。

先日 メス雉が一羽我が家のビニールハウスに迷い込んだ、捕獲しようと入口を締めた、袋のねずみならぬ、フクロの雉である。

徐々に隅に追い詰め、シメタと手を伸ばした時、ビニールシートの継ぎ目の小さな隙間に首をつっこみ力いっぱい羽ばたいた。

するとビニールシートを固定している器具が外れて、雉は空高く舞い上がり視界から消えた。

 捕まえて別にどうしようと云う訳でもなかった、ただ無性に野生が騒いだ、。

 

 

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冬の朝

2010年12月05日 | 常念100景

日の出前 空が蒼色から沈んだ紅色に変って、槍の穂先に灯がともされたように輝き、それが常念の頂きに飛び火する。

暗さが漂う下界を霧が覆い初め、間もなく市街地の丘陵をその底に沈めた。

 

 

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畑しまい

2010年12月04日 | 常念100景

雨で洗われた常念

憂鬱な雨の後、憂鬱を振り払ってあまりある晴天である.

取り入れが終わった畑を耕して畑しまいをした。

春4月まで畑は休養に入る。

昨年雪で無残につぶれたビニールハウスを雪に供えて補強した。

上越程の雪が降っても心配はいらないと思う。

一日中常念は晴天である。

 

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朝焼けは雨 夕焼けは晴れ

2010年12月03日 | 季節の便り

3日前の朝焼けと今朝の雨と

朝方の雨と強い風が残り紅葉をはぎ取って見渡すかぎり冬木立である。

冬に向かう季節の雨は憂鬱そのものだ。

短日の早い日暮れ、刻々と迫ってくる寒さ、この時期の気晴らしは忘年会で、頂点はクリスマスである。

若者にとってそれがイエスキリストの生誕日であれ、金将軍の誕生であれ差し支えない。理由はともあれ人はどこかで、賑やかさや明るさに触れないと、いじけてしまう。

今夜の忘年会場は長野市である、80キロも離れた街へ、たった1、2合の酒を酌み交わしに出かけるというのだ。

夏の暑気払いでは到底考えられないことだ。

 

 

 

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新種発見 ミルククラウン それとも樽前山 

2010年12月02日 | 季節の便り

カボチャの種から生まれ不思議な野菜

 

人間ドック検診が予定より早く終了し、主治医は特に問題はなさそうだという、15日総合的診断結果がでる。

久しぶりに訪ねた姉の家で不思議な野菜を見つけた。

カボチャ畑の副産物という

命名 1 ミルククラウン 

命名 2 北海道 樽前山

 

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酔っ払い

2010年12月01日 | 季節の便り

滲む街の灯

団体の元役職が集まり忘年会を兼ねて旧交を温めた。

飲むほどに酔うほどに盛り上がって、いつ果てるともわからない談義が続く。

イタリア料理と美味しいワインに酩酊したので、ころ合いを見計らって中座した。

クロークで「黒革のハーフコートを」と言って渡されたものを無造作に来てタクシーに乗り込んだ。

タクシー等で帰った翌朝は大概カミさんに勤め先まで送ってもらう。

今朝 車のキーをコートのポケットに探した、確かにポケットにいれた筈のキーが無い。

 ポケットを探しているうちに、コートの取り違いに初めて気付いた、なんてことだ、私が昨夜着て帰ったのはイタリア製の高級品であり、本来着て帰るべきものは量販店の特価品である。

この高級品を身にまとうのは誰か?すぐに察しがつき、電話した。

案の定である、これから名古屋に出張するというので「すぐに届けましょう」と言ったら「着るものはたくさんあるから、ついでの折に事務所に届けておいて」と達人は少しも慌てない。

寒い夜をコートなしで帰った達人を思うとこちらの身が縮んだ。

 

 

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