HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

チャーリーさん練習UP!🎵

2024年09月25日 | レッスン日記(大人)

29日・日曜日の「大人の音楽パーティー」、弾き語り生徒のチャーリーさん(メンズ)も参加です。

本来のレッスンスタイルであるピアノ弾き語り、そのほかヒバリがピアノ伴奏して、専門であるボーカルに専念する曲もあるし、もうひとつ、なんと「ピアノ伴奏者」としてのデビューもあります。

「史上最高の猛暑」であった今年の夏の間、毎週40分も炎天下を自転車でレッスンに通った「チャーリー」さん…

今日で本番前の練習UPです。

がんばって素敵な歌声聞かせてください!

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チロリン村練習UP!

2024年09月25日 | レッスン日記(大人)

来たる9月29日の日曜日、大人の生徒と音楽仲間が集まって「大人の音楽パーティー」を開きます。

このパーティーは、去年の秋に 渋谷のカラオケレインボー「スタジオルーム」で第1回を開き、なかなか面白かったので またやろうよ、ということになったのです。

第2回の今年は、ヒバリ教室から 歩いても行けるほど近くに うちらのニーズにピッタリな隠れ家スタジオをみつけたので、その「秘密のスタジオ」で開きます。うふふ。

春の初めに日程と場所を決めてから、音楽グループ「チロリン村」メンバーは たゆまぬ努力と練習を重ねてきました。

チロリン村村長のクルコさん、参謀のげじこさんは共にピアノの生徒でもあるので、それぞれのソロ曲をがんばって練習しながら、並行してチロリン村としての合奏曲「パッヘルベルのカノン」と「ボラーレ」の練習も重ねてきました。

毎週のレッスン日には各々のパートの練習、そして時々 近所に住んでいるクルコさんとげじこさんで時間を合わせて一緒に合奏の練習をしたり、遠くのメンバー「ミケ」も下北沢まで来てみんなで練習したりとがんばってきました。

今日はクルコさんとげじこさん、二人で合奏の練習をして、それからそれぞれのソロ曲もひととおり弾いて、これで発表会前の練習は全て終了です。

春と夏、2つの季節を通してずっとがんばってきた演奏、ソロも合奏も本当に上手になりました。

いよいよ日曜日は本番です。

がんばろうね!

そして楽しもうね!

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ゴマちゃん、ソノジェニックでシックスコード発見🎵

2024年09月24日 | コード奏法

12月に開く発表会のオープニング曲、今年は「ジングルベル・ロック」に決めました。

ゴマちゃん(中1)に振った役割りは、イントロのピックアップや ところどころに入るフィルインなど、出番は飛び飛びなのですが 、むしろそのせいで なかなか難しいパートです。

合奏するときの役割りで、 メロディーはもちろん重要なので上手に弾かなければなりませんが、 わかりやすいので意外に弾きやすいです。

ですが、的確なフィルインをピシッと間髪入れず投入していくのは、メロディーとは違った難しさがあるので、経験を積んだ上級生にやってもらうことになります。

今回ゴマちゃんには、ショルダーキーボード(ギターのように肩からしょって弾くキーボード)を使って、ジャズギター風のパートを弾いてもらうことにしました。

「まずはイントロからだからね」と楽譜を見せます。

「え、これ、私が一番に出るってこと?」

「そうだよ。イントロだもん」

「えー、心臓バクバクじゃん〜」

「だって中学生でしょ。(ゴマちゃんは今年から中学生になった)今年 中学生は4人。ひまわりちゃん(中3)とグリーンロードちゃん(中3)は伴奏やらなきゃだし、ちくわ(中2)はドラムだから、もうこの役はゴマしかいないじゃん」

「そっかー」

と言いながら、ゴマちゃんはショルダーキーボード「ソノジェニック」を肩にかけて「ギター」の音をセットし、さっそくイントロ〜フィルインを弾いてみて「いいね!かっこいい🎵」と気に入ってる様子です。

「かっこいいよねー」と先生も同意。

あれこれ弾いてみていたゴマちゃん、Cのコードを弾いた時 たまたま「ラ」の音も一緒に出てしまったのですが…

「『ラ』ってかっこいい…なんかかっこよくない?こうやってCと一緒に「ラ」を弾くと…」

と新鮮な驚きがあったようです。

「そう、かっこいいね。だって、それってジャズでよく使う音なんだもん」と先生。「何ていうコードだかわかる?」

聞かれたゴマちゃん、真剣に音を探り、「ド、ミ、ソ、でCでしょ?それにラがつくから… C…と 1、2、3、4、5、6…だからC…シックス?」

「ピンポーン!大当たりー\(^o^)/」

C6のように、コードに6の付加音をつけた和音は、デキシーランドジャズなどの時代によく使われたので、和音に6thの音を加えると、たちまち曲の雰囲気がジャズっぽくなるのです。

ゴマちゃん、するどい発見したね!

さすがヒバリ教室ジュニアクラスの最古参だ(^O^☆♪

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ちくわちゃん「アイノカタチ」の楽譜は上級レベル🎵

2024年09月22日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

ちくわちゃん(中2):

「今度の発表会でこれ弾きたいんだ!」と言って練習しているのは、MISIAの「アイノカタチ」です。

小学生の頃から 音楽はブルース的なJAZZ系やファンキーなロックなど、マニアックな通好みだったちくわちゃんですが、今回は珍しくJ-popバラードを選んだのは興味深いです。

「先生、楽譜作ってね」と言うので、MISIAのライブ動画を見ながら、ピアノアレンジ譜面を作ったのですが…

ピアノはまだまだ初心者レベルで、しかもまだ13歳のちくわちゃんのために作る楽譜なんだから、「こみいった和音は使わないようにしよう」とか「複雑なリズムはシンプルに変えて」とか手加減してあげるのが、まあ普通ですよね。

ところが、楽譜を作り始めて(このくらいの和音入れたっていいよね。がんばってもらおう)とか(ここはオクターブ連続にしよう。ちくわちゃんのオクターブ迫力あるから)などとやってるうちに、結局ほとんど手加減ナシ、演奏効果最優先の楽譜となってしまいました。

でも大丈夫、弾けるよ。

ちくわちゃんはカンがよくて、微妙なリズムのノリなどがパッとキャッチできるし、フィルインの音型とかもすぐに覚えるしさ。

加えて、手の形がとても良くてピアノ向き、そして打鍵のタッチが素晴らしいので、ついピアノアレンジにも欲が出て、(これくらい、いいよね。がんばって弾いてね)とガチの譜面になってしまうのです。

それでもちくわちゃんは嫌とも言わず、コツコツと練習しています。

ヒバリ教室のデフォルトとも言える「コードでの伴奏読み取り」はちくわちゃんもやってるのですが、彼女はけっこう「音符を読む派」で、コードを手がかりにしながらもじっくり音符を読んで弾いている… 

…ってここまで書いてきて思ったんだけど、もしかしてちくわちゃんって、実はなかなかの「ピアノ優等生」じゃん⁈

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アンドレ・ギャニオンを弾こう🎵

2024年09月21日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

りらつくまさん(メンズ):

猛暑の8月にヒバリ教室に入門して、もうすぐ2ヵ月。

美しいゆったりとしたピアノ曲が好き、ということで レッスン第1曲に選んだ「渚のアデリーヌ」が努力の甲斐あって先週で完成!

なんと今月の末に開く「大人の音楽パーティー」にも参加を決意、この曲を弾くことになりました!\(^o^)/ すごいですね🎵

そして今日は、次のレッスン候補曲として、大好きなアンドレ・ギャニオンの楽譜を2曲 ダウンロードしてきました。

1曲は「めぐり逢い」です。

A.ギャニオンの代表作とも言うべき よく知られた曲ですが、りらつくまさんいわく「♭がいっぱいでとても難しくて無理」

なるほど…フラットが4つ付いた♭♭♭♭(変イ長調)なんですね。

そしてもう1曲、同じくA.ギャニオンの「愛につつまれて」。

「こちらはハ長調なので弾けるかも、と思ったけど、楽譜を見たら、左手の伴奏の音が飛んでいて難しいのがわかりました」とりらつくまさん。

先週、「めぐり逢い」の楽譜を りらつくまさんと一緒にweb上で見たときに、♭♭♭♭(変イ長調)→半音下げてト長調にすれば、♯一つだけになって一気に簡単になりますよ、と軽く言ったら、今日りらつくまさんは、変イ長調の楽譜の音符一つ一つにト長調読みのカナを振ってあった!

そんな頭がゴチャゴチャになるようなことしなくても、私がキーチェンジした楽譜作るから待って!

そして、そうだ、楽譜ができるまでの間、こちらの「愛につつまれて」、これをやってみましょうよ。

「左手の楽譜が難しそう」ってことなので、左手はコードで弾くことにして。

この曲を使ってコード奏法を練習しましょう!

幸い、楽譜にほコードネームが振ってあります。これを見て、コードの基本形で伴奏を付ける練習をするのです。

よしよし、いいアイデアだ。

ってことで、りらつくまさん、来週はいきなりのコード奏レッスンに突入です。

乞うご期待!

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黒ねこちゃんと「貴方の恋人になりたい」🎵

2024年09月20日 | いろんな歌・いろんな曲

黒ねこちゃん(小4):

「貴方の恋人になりたい」というJ-popの曲を練習しています。

最初、パパに作ってもらったという歌だけの楽譜を持ってきたので、好きな歌ならいいよ、と軽い気持ちでレッスンに取り入れていました。

「歌もの」ネックあるあるなんですが、この曲も「譜割りがあいまい」、「1番と2番でメロディーが違う」、そして最大のネック「キーが難しい」すべて搭載(とうさい)です(^_^;)

特にキーが「B」、調号で言うと♯♯♯♯♯、シャープが5つ付くのです。メロディーほぼ黒鍵ばっかり。

初めからヒバリ先生が楽譜作ってあげるんだったら、迷わず半音上げてハ長調にしてたところですが、もう楽譜をパパに作ってもらってあったので それを尊重し、シンプルなラウンドコードの伴奏をつければなんとかいけると思ったので、オリジナルキーのままで進めることにしました。

黒ねこちゃんも頑張っていて、それはいいんだけど、12月に行う発表会の準備も始めなければいけません。

そろそろ切り上げて、新しく発表会用の曲を決めないと。

それとも?

「ねえ、相談があるんだけど」

先生は黒ねこちゃんに聞きました。

「この曲の最後の方に、すっごくかっこいい演奏が入ってるんだけど。歌じゃないとこね。こういうの」

そしてYouTube音源の、エンディングインスト部分を聴かせました。

「ピアノで弾くとこんな感じ」と弾いて。

「うわ、めっちゃすごいねー」

「かっこいいでしょ?でね、この部分も弾くなら、この曲を発表会の曲にしようと思うんだけど。どう?」

「うわー、どうしようかなー 弾けるかなー…めっちゃ難しそう!」

「難しいよ?でもかっこいいよね?」

「うん、かっこいい!」 

「でも難しいんだよ」

「うん、難しそう〜」

「どうする?」

「うーん…」

一瞬の沈黙の後、黒ねこちゃんは

「弾く!」と力強く言いました。

「よし!弾くね」

「うん!がんばる!」

というわけで、現在 黒ねこちゃんは、「めっちゃ難しい」エンディングインスト部分の練習に全力投球しているところです。

毎週、少しずつ指づかいや弾き方を教わり、ピアノで弾いてそれを録画、お家に帰ってもすぐに弾いているとのこと。

実は、ヒバリ先生としては、エンディングのこのピアノワークこそが、黒ねこちゃんの持ち味&見せ場だと思っています。

今年の発表会、黒ねこちゃんの「売り」をアピールできる曲は何かな〜と ずっと考えていたのですが、この曲で!

フィニッシュの華麗なピアノワークを、ぜひがんばってもらいたいです!

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月の光・ペダルが大事🎵

2024年09月17日 | クラシック曲

ドクター(メンズ):

ドビュッシーの「月の光」を練習中です。

コツコツと練習を重ねて数ヶ月、もう曲の最後まで、なんとか弾けるようになりました!

淡い色彩が溶け合った水彩画のようなドビュッシーのサウンドを美しく表現するためには、ペダルがとても重要です。

ピアノの一番右の「ダンパーペダル」は 踏むことによってピアノの音色(ねいろ)にいくつかの効果を与えることができますが、その一つに「音をつなぐ」役割があります。

例えば下の譜例:


左手はバスの付点二分音符音を弾いたあと、すぐさまジャンプして内声の連続和音を弾きに行かなければなりません。なので「付点二分音符」ぶんたっぷり音を伸ばしておくためには、ペダルを踏んだままにしておかなければならないんですが、ドクターは長年の経験上、メロディーや伴奏がにごらないように、弾きながら無意識のうちに小刻みにペダルを踏み換え、クリアなサウンドを作っていくことが身についていて…

どうしても、右手メロディーの起伏に合わせて 素早くペダルを踏み換えてしまう。それも無意識に。

「ペダル踏み換えないで。ガマンして踏んでてね… おおっと、離さない!」と声をかけるんだけど、どぉーしても長年の習慣で 反射的にペダルを踏み換えてしまう。結果バスの音が伸びず プツッと切れてしまう…

のが前回のレッスンでした。

そして今日。

ドクターが弾いた「月の光」は…

バスの音、聞こえるかな…

わーい、聞こえる聞こえる!

「すごく良くなってる!ペダル…、離さないように、すごくガマンした?」

「ガマンした。😅」とドクター。

その甲斐あって、ちゃんとバスの流れが聞こえて奥行きのあるサウンドができてきました。

そしてちょうど明日は「中秋の名月」の日です。

ドクター、月見酒でも一杯やりながら、「月の光」弾いてくださいな

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カッコーワルツ〜カッコウの驚くべき生態

2024年09月14日 | クラシック曲

ヨーロッパで「春を告げる鳥」として親しまれているカッコウですが、その長閑(のどか)な鳴き声からは想像つかないような、驚くべき生態をもっているのです。

それは「托卵(たくらん)」。

自分で卵を温めず、よその鳥にその役目を押しつけてしまうことです。

カッコウのメスは、他の鳥がまもなく卵を産む巣をリサーチし、その鳥のお母さんが卵を数個産んだ直後、スキをねらって自分の卵を1つ、ちゃっかり産み落とします。そして代わりにその鳥の卵を1つ持ち出して捨て、自分は育児放棄してどこかへ行ってしまいます。

そして何も気付かず卵たちを温める鳥の母親に、紛れ込ませた自分の卵も一緒に温めさせるのです。

ズルくな〜い?!

これだけでもひどいけど、さらにひどいのはこれからだ。

カッコウの卵はもともとそこにあった卵より少しだけ大きく、また少しだけ早く孵化(ふか)します。だってそのタイミングを見計らって産んでるんだから。

数個あった卵の中で一番に孵(かえ)ったカッコウのヒナは、あろうことか背中で他の卵を巣の縁へ押し出していき、高い木の上からみんなポイポイ落としてしまうのです!

そして自分だけ残って天下を手に入れたカッコウのヒナは、毎日大口を開けてよその鳥のお母さんから餌をもらい、親鳥よりもデカく育って(だってカッコウだから)、羽根が生え揃ったら、あばよ!とばかり巣から飛び立っておさらばしてしまうのです。

親が親なら子も子だ!

私はもう何年前だか忘れたけど、テレビで巣から卵を落っことすカッコウのヒナの映像を見て、その衝撃がいまだに忘れられません。

みなさん、もし興味が(勇気が)あれば、ネットやYouTubeで「カッコウ」「托卵」を検索してごらんなさい。

その恐るべき画像や映像、そしてカッコウについての解説を見ることができますよ。

昔のヨーロッパの人たち…カッコウを「春告鳥(はるつげどり)」と呼んで、たくさんの歌や音楽で親しんできた昔の人たち…こんなこと知ってたかのなあ?

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カッコーワルツ〜カッコウにちなんだクラシック曲いろいろ🎵

2024年09月12日 | クラシック曲

「カッコーワルツ」のタイトルになっている鳥 カッコウ。

ヨーロッパでは昔から身近に親しまれている鳥のようです。

「カッコー!カッコー!」という独特の鳴き声を模した楽曲が、民謡やクラシック音楽でたくさんあります。

ちょっと思い浮かべてみても、かっこうワルツ、小学校で習うかっこう、キャンプなどのレクリエーションでよく歌われるしずかなこはん、クラシック曲では、バロック時代のかっこう (クラブサン曲)がありますし、ベートーヴェンのピアノソナタ25番は、途中にカッコーの鳴き声に似た部分があるため 俗称「カッコーソナタ」と呼ばれています。

生活の中でも「カッコウが鳴くと春が来る」という「春告げ鳥」として親しまれ、時計からカッコウが飛び出して時刻を告げる「カッコー時計」なども作られています。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」の「さようなら、ごきげんよう」という曲の中で、カッコウ時計の声や姿を模して子どもたちが歌ったり。

カッコウがこれだけ、西洋諸国で身近であるということを知れば、たくさんの曲があることも時計に取り入れられていることにも合点がいきます。

一方 わが日本でのカッコウの立ち位置といえば、その鳴き声も身近に感じてる人はそうはいなくて、高原やキャンプに行った時に聞かれたりする、むしろ「夏の鳥」…

「春を告げる鳥」なら、日本ではだんぜんウグイスでしょ。

昔からの日本では、カッコウは別名「閑古鳥(かんこどり)」と呼ばれていて、西洋では明るく春を呼ぶイメージの鳴き声も、日本ではなんか寂しい、とか閑散とした、というイメージでとらえられていたようです。

お店などがはやらなくて、お客が入らず閑散としてることを「閑古鳥が鳴く」といいますよね?アレですよ。

だから西洋から伝わってきた「クックー」と鳥が飛び出す「カッコウ時計」も、日本では「閑古鳥が鳴くなんて縁起でもない」ってことで「鳩時計」という名に変えられてしまったんだよね(笑)

西洋では「陽」、と日本では「陰」っぽい印象のカッコウ。

だけど、西洋人もびっくりの恐るべき習性を、カッコウは持ってるんですよ。

それでもいいのか、西洋?

その習性については、また明日…

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カッコーワルツは「懸垂」の連続🎵

2024年09月11日 | クラシック曲

ひまわりちゃん(中3):

中3の受験生真っ只中ですが、ピアノレッスンはゆとりを持って続けています。

12月の発表会曲はとっくに仕上げてキープしてあり、なおかつ3月の学校行事「合唱コンクール」のピアニストになるため 伴奏も一人で練習・完成して余裕。えらい。

そしてレッスンでは、受験まではあまり負担のかからない軽くて楽しめる曲を色々弾こう、ということで、今回は「カッコーワルツ(ヨナーソン)」です。

親しみやすいメロディーが軽やかなワルツのリズムに乗って流れ、その合間を縫って「カッコー!カッコー!」の囀(さえず)りが散りばめられています。


オーケストラ演奏では、メロディーと「カッコー!カッコー!」の合いの手は それぞれ別のパートが弾くんですが、ピアノアレンジでは(そう、この曲はもともと管弦楽曲として作曲されたもので、ピアノ楽譜は『アレンジ』なのよ)その両方のパートを一人で弾かないといけません。

しかも、左手は ぶんちゃっちゃ、の伴奏に専念してるので、残った右手だけでメロディーと「カッコー」2つのパートを弾かなきゃいけないのです。

下に中間部の楽譜を貼ったので見てくださいね。


緑の◯で囲んだ部分が「カッコー!カッコー!」ピンクのラインがメロディーです。

「ここは『懸垂(けんすい)』の連続だからね!メロディーの音が切れないようにしっかり残して。『カッコー』は軽やかに。」と先生。

「うわー 懸垂だ〜」とひまわりちゃん。

「懸垂」は テクニック教本「バーナム」の中の 音の保持のための課題です。

「カッコー」を軽やかに投入しつつ、メロディーをなめらかに、しかも音が途切れないように弾いていくためには、寄せ指、あけ指、替え指などのテクニックをフルに使って重心配分にも気をつけ、まさに「懸垂」連続で乗り切らないと。

さあ、やってみようね。

「あっ、切れた。もう一回」とまゆうちゃん。

「指替えの準備を忘れたよ!」と先生が指摘。

もう一回。

「あ〜切れた〜」

「重心を移してないから動けないんだよ」と先生。

今度こそ!

「あ”〜」 

こうして何度もトライアルを繰り返し、「メロディー」と「カッコー」2つのパートがきれいに出来てきました。

正直ここまでのきれいな弾き分けを要求しなくてもいいし、実際 YouTubeなどを見てもテキトーに弾いて平気でUPしてるひとはいっぱいいる。

だけどひまわりちゃんは実力もセンスもあるんだし、ヒバリ教室の重鎮でもあるし、妥協しない最上級の演奏をしてもらいたいです。

来週までにパーフェクトな演奏をしあげてきてください。

ところで、「カッコーワルツ」および「カッコー」については、いろんなトリビア満載なので(それでひまわりちゃんを驚ろかしたので)、つづきはまた明日書きます。

ではとりあえず今日はここまでで。

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セルジオ・メンデスさん🌟

2024年09月08日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

セルジオ・メンデスさん亡くなったんですね…😭

1960年代に ボサノヴァやラテンロックなどで活躍していた人なので、ご存命なら相当の年齢なのかと思っていたけど、没年齢83歳だったとは ちょっと驚きでした。

まだ周りにいる現役のおじさんたちと変わらない年齢だよね?

ということは、すごい若い時から世界的ミュージシャンだったんですね。

彼の代表作「マシュ・ケ・ナダ」というタイトルは知らなくても、曲を聞けば「ああ、あの曲!」と思い当たる人は多いと思います。

ボサノヴァのかっこいいリズムと独特のメロディーや和音、ごきげんなピアノワーク。

世界中の人に演奏され、1966年のリリースから2024年の今に至るまで、いろんなミュージックシーンでカバーされ続けている、まさに世紀を超えたスタンダードナンバー!

私も、何度演奏したことか。

ピアノで弾いたり、エリクトーンで弾いたり、コーラスで歌ったり、

教室の生徒にも発表会や練習課題として弾かせたりグループ合奏にしたり…

ほんっとに大好きな曲、そしてセルジオ・メンデスさんの音楽やピアノスタイルが大好きでした。

オリジナル曲だけじゃなく、ビートルズナンバーや その他の楽曲もカバーしていて、バンドも セルジオ・メンデス&ブラジル’65、ブラジル’66、ブラジル’77、ブラジル’88、などと常に進化し続け時代に乗っている、永遠の現役ミュージシャンでした。

いなくなってしまって本当に残念、寂しいです😔

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「ホームアローンのテーマ」すてきな曲🎵

2024年09月07日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

ひよこちゃん(小4):

ヒバリ教室に入って2ヶ月です。

ヒバリ教室では、毎年12月最初の日曜日に発表会を行なっているので、ひよこちゃんもそろそろ どんな曲を弾くか考えないとね?

ひよこちゃんは、うっとりするような美しい曲、ちょっぴり切ない感じの曲…そういう感じのが好き、と言ってたので、

「こういうのはどう?」と「思い出のどこかに」という曲を提案してみました。

映画「ホーム・アローン」のメインテーマで、どこか懐かしい、胸に迫るようなメロディーがキラキラとしたオルゴールのように響く曲です。

「すごくいい!これ弾きたいです!」と即答だったので、先週、まずは1コーラス分のメロディー楽譜を渡しておきました。

今日からさっそくレッスン開始です。

ひよこちゃんは、先週渡した楽譜を、ちゃんと予習してきてありました。

感心だ。すぐに伴奏の練習に進められるね。

「イントロは、高い音で、この形にしよう」

先生が、左手の五線譜に高音部でのアルベルティ・バスの形を書き込みます。

ひよこちゃんがこれまで習ってきたパターンなので上手に弾けると思います。

「メロディーの部分は1オクターブ下げて…落ち着いた感じに….ねっ?」

「うんうん」

「あと、このつづきはね、コードネーム見ながら自分でやってきてみて?できるかな?」

「んー…がんばればできるかも…」と ひよこちゃんは自身なさそうですが

「できるよ!コードちゃんとわかったじゃない?ここまで、なめらかに弾けるように練習してきてね」

「はいっ、がんばります!」と元気よく返事して、ひよこちゃんは帰っていきました。

なんか、どんどん順調に進みそうだ。

楽しみだね🎵

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ピアノでコードを見つける方法🎵

2024年09月06日 | コード奏法

前回の記事で、コードネームを見て鍵盤で位置を探す方法をお話ししました。

見つけたいコードのルート音を「ド」として、

  1. 「ドミソ」の和音が そのコード(メジャーコード)。
  2. 「ドレミファソ」を見つけ、そこから「ド」「ミ」「ソ」を見つける。
  3. 「チューリップ」の歌を弾いてみる。「さいた」の「さ」と「た」、「チューリップの花が」の「チュ」、この3つの音がドミソ、つまりメジャー(長調)コード。そして、真ん中の「ミ」の音を半音下げれば暗い響きになって、これがマイナー(短調)コードです。

これでも難しい場合は、もう鍵盤をかぞえて探しましょう。

ルート音を1とし、高音に向かって順番に黒鍵も白鍵もすべて数えていきます。1ド、2ド♯、3レ、4レ♯…というぐあいに。

そして1、5、8の3つの音で構成されるのがメジャー(長調)コード。Cなら1ド、5ミ、8ソとなります。


1、4、8の3音で構成されるのがマイナー(短調)コード。


曲集などには、「コード一覧表」が見開き2ページにびっしり印刷されているものもありますが、そんなもの覚える必要は全くありません。

CとCm、この2つの理屈さえわかれば、もう自分で全てのルート音に対するメジャーコードとマイナーコードを見つけることができます。

7つの白鍵

C、D、E 、F、G、A、B、

5つの黒鍵

C♯、D♯、F♯、G♯、A♯、

D♭、E♭ 、G♭、A♭、B♭、

同音異名でカブってるものもありますが、ざっとこの17種類のルート音に対するそれぞれメジャーコードとマイナーコード、合わせて34個は簡単に見つけられるのです。

もう少し複雑なコードはおいおい使うとして、とりあえずメジャーとマイナーの2種類がわかれば何でも弾けます。

だからコード表なんか覚えて無駄なエネルギーを使わないように。

くれぐれもよろしくね

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チューリップでコードを探そう🎵

2024年09月06日 | コード奏法
ごましおくん(小4)の質問:

「Fはファラドでしょ。じゃあほかのコードはどうやって見つけるの?」

「それはね、『Fのコード』はFの『音』を一番下に置いて「ド」とする。そこから『ドミソ』になる和音が『Fのコード』。だからファラドなの」

先生はピアノのファ(F)の音に指を置いて、「🎵ド、ミ、ソ」と言いながら3つの音を拾って「Fのコード」を弾きました。鍵盤で言えば「ファラド」ですが、音色は「ドミソ」と同じです。

「直接『ドミソ』を見つけるの難しかったら、『ドレミファソ』って旋律になるような音を探して、その中の『ド』『ミ』『ソ』の3つを拾えばいいよ」

「ふーん…じゃ たとえば『B』のコードは?」とごましおくん。

「やってごらんよ。Bの音を『ド』としてそこからドレミファソ… って、難しいかな?なんかアラビアの曲みたいになっちゃうね… そうだ!」

と先生は思いつきました。

「『チューリップ』を弾いてごらんよ!『さいた、さいた、』のとこ。それが『ドレミ』だよ。ほら、すぐできた!」

ごましおくん、簡単に「シド♯レ♯」を使って「ドレミ」の旋律を見つけました。「ドレミ」はわかりにくくても、「さいた」だと不思議にすぐ見つかる。

「ねっ、『さいた、さいた』でドレミでしょ、それから『チューリップの花が』の『チュ』がソだよ!これでドレミファソもドミソもわかるじゃん!『さ』、『た』、『チュ』でドミソ、だよ。これでどんなコードもすぐわかるよ!」

先生はこの発見に大喜び。

「試しにやってごらんよ。えーとね、F♯のコードってどう?」

ごましおくん、ファ♯の音に指を置いて「さいた」… そして「チューリップが」の「チュ」は…

「できた!」 

♫ファ♯ ラ♯ ド♯

「ほーらね!全部黒なんだよ!」

「おおーっ!」

ごましおくん大感激。

やったやったー

コードの見つけ方、画期的な方法発見だ

みなさんもコードがわからないときは

🎵『さ』い『た』、『チュ』ーリップ

で探してください!

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