自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサクと昆虫(12)

2014-02-26 | マンサク

これまで見たことのないハエが花に潜り込んでいるのを発見。翅が覗いていて,その模様がひどく特異なのです。黒くて大きな斑紋があって,そこから一本大きな曲線を描いて走っています。そして短めの,やや直線的な線が数本見えます。

あとで調べると,ミバエの一種らしいことがわかってきました。さらに,褐色の体色から,どうやらチャイロハススジハマダラミバエではないかと思われます。なんだか,舌を噛みそうな,覚え切れそうもない名の持ち主! もしそうなら,出現期が4~7月とされているようなので,一足早い登場ということになります。

花から出てくると,頭部や脚に,花粉をどっさり付けていました。

 

 
「どうか飛んで行かないで」と願っていると,別の花に入って花粉を舐め始めました。その前のこと,偶然,同じ花に別のハエがやって来ました。すると,脅すとうなしぐさをして追い払いました。


胸部には,縦筋が五本。

また別の花に,歩いて移動していきました。 


そこで,花粉を舐めることに熱中していました。とてもおいしそうです。 


トリミングすると,その集中ぶりがもっとよく伝わってきます。葯から花粉が溢れ出ている様子が,なんともスゴイ! 

 
マンサクの花が枯れるまでには,まだ当分日があります。この調子だと,まだまだ新しい発見が続くでしょう。