風がほとんど感じられない昼時, マンサクに昆虫が来ているのを発見。
目が青く輝く特異な姿をしたハエでした。同定はできませんが,ハエかアブのなかまであることは間違いありません。さらに,隣りの花にも別のハエが来ていました。二つも同時に! こちらの方は,結局,見届けることができませんでした。
先に見つけたハエを見ていると,花に入って吸蜜行動をしていました。花粉を舐めていたのかもしれません。じっくり,じっくりと。からだには花粉がびっしり!
拡大して確認してみると,蕊の花粉が頭やら脚やらにどっさり付着しているのがよくわかります。複眼にもたくさん!
花弁の長さは1cm,萼片の幅は2,3mm程度なので,ハエの体長は3mmぐらいでしょう。からだの大きさと比べると,まことに大きな花に見えます。
隣りの花と併せて,花は二つ。両方の花を行ったり来たりしながら,十分に栄養を摂っていました。栄養満点というところでしょうか。
こんな小さな昆虫が受粉に大きく寄与しているのです。マンサクにとっては,ありがたい訪花昆虫です。マンサクの戦略がみごとに功を奏している証拠です。