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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモの種子,予備的発芽実験の試み(なおなおなお) ~ポット植え結果,残り1つ①~

2014-02-13 | ジャガイモ

1月5日(月)。残ったポット植えのジャガイモのうち,いちばん元気そうなのがこれです。伸びたストロンの先に塊茎(イモ)が形成され,それが地表にむき出し状態です。塊茎は4個数えることができます。

1月14日(水)。 腋芽が太り始めました。色が赤っぽく見えます。どうやらアントシアニン系色素が合成されているようです。最後のポットです。どういうふうになっていくか,それを思うとたのしくなります。

 

 
茎を横に倒して,写真を撮りました。腋芽とイモの大きさははっきりちがっています。

 


近づいてよく見てみると,塊茎からも,ストロンの途中からも芽が出てきています。それらは腋芽とそっくりです。 

 

 
二つ目の節(第2節)にある腋芽を見ると,たいへん込み入っている感じがします。どんどん芽が出ているといった感じです。

 


1月20日(月)。第2節の腋芽がぐんと膨らんできました。地表にあった塊茎の基部がいくつか,ストロンから分離してしまったために,急にこの部分に養分が貯えられ始めたのでしょうか。それとも,ジャガイモ自身が塊茎を太らせるのをあきらめて,腋芽に養分を回し始めたのでしょうか。 

 

 
見る方向を変えて撮ると,養分の貯えられ方が見えてきそうです。それに,一つひとつの腋芽が塊茎とそっくりなのが印象に残ります。葉が芽のように生えています。頂部には頂芽がかたまっています。

 

 
写真を撮っているうちに,腋芽の一つにわたしの指が触れたために,落下しました。ポロッと簡単に落ちたのでびっくりしました。


いちばん大きな塊茎を見ると,目がいくつかあって,萌芽が始まっています。大きな芽,小さな芽,いろいろです。  

 

 
このポット植えは,わたしに新しい知見を届けてくれそうな予感がしています。できるだけ長く育っていてほしいのですが……。

 


マンサクと昆虫(5)

2014-02-13 | マンサク

植木鉢のマンサクが満開近くなりました。離れたところからも,花の黄色が目に付きます。昆虫にもそうなのでしょう。匂いに敏感な虫なら,それを放っておくわけがありません。

案の定,ハナバエが訪れました。からだの棘がこの昆虫を特徴付けています。 


すこしすると,案の定,花の中に頭を突っ込みました。ハナバエの気持ちになって想像すると,「ほほーっ,結構なごちそうだ」というふうにでもなるでしょうか。しばらく,その姿勢で吸蜜行動に勤しんでいました。 


やがて,出てきて……。 


そうして枝先に移って,プイッといなくなりました。 


もう昆虫はいないかと思って探すと,また別のハエがいました。体長3mmほどでしょう。タネバエか,その近似種でしょう。

 


まったく慌てることもなく,花弁の上を移動するだけ。蜜を舐める場面を見ることはありませんでした。 しかし,たぶん,この花の蜜は大好きなはず。

マンサクの黄色の花弁と匂い,それに蜜の香りは,ロウバイと同じように余程の魅力なのでしょう。 それはまた,わたしたち人間にとってもこころを引き付ける花でもあります。