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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

科学教室『葉脈の栞づくり』

2014-02-22 | 日記

過日,葉脈の取り出しについて記事にしました。今日,科学教室で,同じ手順で葉脈を取り出して栞をつくりました。

使った葉は,結局,ナンテンとカナメモチの二種です。今の時期,葉からは水分が減っているので,使える葉は少ないなあという印象を持ちました。これら二つは冬でも大丈夫です。ナンテンは,とくに。

参加者は6人(うち,ひとりは保護者)。学年は1年から5年まで。

作業手順は次のとおりです。

  1. アルカリで煮た葉の表皮を,手で取り除く。
  2. 超音波洗浄器で葉脈だけにする。(1・2については,きれいになるまで繰り返す)
  3. 漂白剤を使ってきれいにする。
  4. 食紅で着色する。
  5. 台紙を付けてラミネートする(台紙には文字を手書きしておく)。

しっかり煮て,しっかり洗っていたので,作業はスイスイと進んでいきました。洗浄器を使ってもまだきれいにならないときは,筆先で軽く押さえながら汚れをとります。そうして,また洗浄器に入れます。この繰り返しで,どんどんきれいになっていきました。このときの感想をYさん(3年)はこう書いています。「葉っぱにかわがあって,それがきれいにむけるのがすごいと思いました」と。


着色するときは,さすがに子どものスゴサが出てきました。「ほほーっ!」と驚くような着色のしかたをするのですから。


終わってみれば,各自がなんと3枚,4枚と作っていました。大したものです。これで,葉とすこし対話できたかなと思います。読書するとき,どんなふうに栞を活用するのか,それもたのしみです。