母によく言わた言葉があります 妻も覚えました。
“おまえはいつも一汽車(ひときしゃ)遅れる”んだものナ!。
理解するようになったのはズーッと後のことでした。
気づいたそのころは親の口癖かぁ…っと聞きながす程度でした。
成長した自分を感じ始めたとき 心にひっかかる何か!が
僕を支配していたことは確かでした “一汽車遅れる”
追い越してやろうとか、追い抜いてみせるとか、
意気込んだ自分がいつも居ました。
目標も立てました、突っ走ったことも幾度もありました。
先!先!と進んでいくと世界観が広がります、もっと先へ!
でも後戻りできなくなりました。
頭をよぎることしばしば。
“おまえはいつも一汽車(ひときしゃ)遅れる”んだものナ!と
自分はやっぱり ゆっくりが、ゆったりが性分にあっているのでは と
あるときから
少しづつ、少しづつ速度を控えめに…控えめにを心がけました。
ゆっくりと、すこしづつ、をこころがけると、今まで見えなかったものが
凄く新鮮にこころに入り込んできます。
“うれしい、楽しい 、感謝しています、しあわせ、ありがとう”
自然のすばらしさ、美しさ、感動!etc。
自分の気持ちに“ゆるします”のこころが芽生えました。
“南三陸 海山川”今の自分が存在するようになったときでした。
“おまえはいつも一汽車(ひときしゃ)遅れる”んだものナ!….
「ゆるします」
【“おまえはいつも一汽車(ひときしゃ)遅れる”】
本来、今発車したばかりの汽車に、
みんなと一緒に乗るはずだった自分が
ひとりだけ乗り遅れること….度々。=にぶい、おそい、のろま、etc。