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大切な写真データ、津波の難を逃れて私の手元に戻ったのは半年前のことでした。
実は数年前、南三陸を主題としミニコミ誌「彩」を発刊していた編集長にCDで6枚ほどの写真データを提供していました。
震災後...数ヵ月経ったある日、 編集長の避難先からメールが届きました、”提供された写真データはすべ無事ですよ”とのこと
いや~あの時は....凄く嬉しくて感激しました、そして気持ちの中に涙がこぼれおちました。
きょうはそのデータをじっくりと散策してみました。
自分の心に最初に飛び込んできたのがこの写真です。
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夕焼けの空を見ると、ああ、明日も晴れ!って嬉しくなります。明日も平穏な一日だろうなって想像して。
でも、空が晴れることと、自分の気持ちが晴れることとは、全然関係ないのだなと、今回の震災から身に染みて感じます。
空と地上の間には、敵と味方ぐらいの差があるのでしょうね。
地上に、どんな事が起こっても、空は、上の空って感じで冷たかったりするのです。雲も大気圏の中に存在するのに、地上とは他人ぽく距離を保っているのでしょうね。
確かに、空も地上も同じ行動を取ったりしたら、人間が心細い時に、空を眺めて慰められることもないでしょう。
悩みを聞いてくれる友だちも大事だけど、全然こちらの空気を読まないでマイペースの友だちにも救われる事がありますから。