三十路毒男の明るい生活(今は五十路既男)

昔(毒男):釣り、海外旅行、買い物、料理を中心に綴った。
今(既男):コロナ禍3年間の駐在を終えて日本へ帰国。

ドイツ赴任2020_準備編:電動自転車送付に挑戦:バッテリーを危険物として輸送すればOK?→惨敗

2019-12-07 | ドイツ赴任_準備
 妻の自転車はYAMAHA製の電動自転車。バッテリーできっとダメかなという思いのもとに、引っ越し依頼先のヤマト運輸に形式番号を伝達。

 結果はダメとのこと。

 昔、航空危険物の資格を取ったことがあるので、その時のテキスト(航空危険物規則書)を引っ張り出す。バッテリーを外して、自転車を非危険物、バッテリーを危険物(UN3480)として別便で運べば、行けるのではとお願いするとOKとのこと。

 とはいうものの、それにはハードルがある。バッテリーのSDS入手だ。まずはヤマトがYAMAHAにSDSを要求したところ「ない」という回答。解せない回答だ。

 バッテリーをみると中国組み立て品とある。常識的に考えて「ない」という答えはおかしい。中国からどうやって持ってくるのだ。きっとYAMAHAの本音は「万が一の事態での面倒ごとを考えると提供したくない」だろう。

 というわけでヤマト経由ではなく、こちらからYAMAHAに電話。初めは「面倒な素人からまた来た」という感じで提供できないという回答。まともな回答が欲しいので専門家である旨を申告し、以下3点を説明。

1. 中国製のバッテリーユニットを日本にもってきてるのだから、その際の輸送でSDSがあるはず。←今回の私のケースのように輸送業者がSDSを要求する。
2. 調達部門や受け入れ工場に連絡を取れば、バッテリーのSDSを取り寄せられるはず。←工場納品時にSDSが付いてくる。調達部門から部材メーカーに言えば、すぐにSDSを提出してくれる。
3. YAMAHAの名前でSDSを出して欲しいとは言っていない。欲しいのはバッテリーのSDS。必要であれば、自分で部材メーカーにお願いするから、連絡先を開示してほしい。
 ここまで言ったせいか、受付担当交代。きっと「面倒な奴が来ましたー」という感じなのだろう。

 で、答えは「部材メーカーのSDSであっても出せません。部材メーカー名も開示できません」とのこと。日本向けの自転車なので、何があっても海外に持っていってほしくないようだ。リチウムイオン電池というちょっとヤバ目の危険物というのも影響しているのだろう。事情がわかるから、今回は諦めよう(とは言うものの自分の個人名でSDSを作って、DGDを作成して、規定のパッキングをして業者に任せたいなぁ・・・という思いもあり、非常に複雑な気分)

 最初の電話対応が嫌な感じだったので(またこの手の話かよという感じで、自社側の主張のみで、感情無しのマニュアル棒読み)、今後、買い換える時は、性能と価格が変わらなければ、別のメーカーを選ぶだろう。

 というわけでドイツ用に1台自転車お買い上げ。買った理由はドイツの自転車はブレーキが日本と違うので(日本:ハンドブレーキ、ドイツ:フットブレーキもある)、慣れないと大変という話を聞いたため。ちなみに空気のバルブの形状も違うらしい(ドイツ:フランス式、日本:英国式)。


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