早速、昆虫カードを開封しカマキリを探す。
そうだ3か月ほど前に私を悩ませたあのカマキリである。
何人かのピーナに聞いたのだが、カマキリに相当するタガログ語は誰もわからず、ウイキペディアのタガログ版で調べた結果、mandadankalであることがわかったのだった。
それは英語のmantisが変化したもの(あるいはスペイン語)だろうと推測された。彼女たちにそれを告げると、皆初めから知っているような口ぶりで「マンダダンカル!」と叫んでいた。おそらくほとんどのフィリピン人が滅多に口にしない単語なのだとは思った。
私たちも木や花の名前の一つ一つなんて知りはしない。ましてや元々見たこともない学術名・分類名くらいしか付いていないものの名前を知っているのは専門の学者くらいなものであろう。
だからその時は、フィリピンにはカマキリはあまりいないのだろうとも思った。
「いるじゃん!」
おまけにsamba-sambaなんていう、「いかにも!」って感じの名前が付いている。
まあ女の子は虫の名前なんか知らなくてもまあ仕方がないか。
因みに鎌はkaritカリッ(ト)というらしい。
このように私は興味本位だけで単語を覚えている。
多分かなりの単語を覚えたと思うが、ウケルけど役には立たない。