皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

Life is going on and on

2019-05-02 20:45:56 | 日記

 平成の終わる4日前、27日に日本武道館のコンサートに行くことができました。アーティストはMISIAです。平成最後のアーティスト公演ということで大勢の人が訪れていました。私自身にとっては初めての武道館。都内のコンサートに出かけるのは学生の時代々木体育館に行った以来25年ぶりです。

日本武道館は昭和39年(1646)東京オリンピックの柔道会場として建設され、武道の聖地としての役割と共に、武道を世界に広め世界の平和や発展に寄与することを目的としてアーティストのコンサート、イベントなども開催されます。24時間テレビ愛は地球を救うのメーン会場として毎年利用されていることも有名です。

 地下鉄半蔵門線は学生時代田園都市線直通で乗っていましたが、九段下で降りるのは初めてでした。

開園時間前に靖国神社に参拝し、歩道橋を渡って田安門から会場へと向かいます。

 太田道灌によって築かれた江戸城には三つの門があったとされます。桜田門、清水門、そしてこの田安門です。田安門は寛永六年(1636)には建てられたと考えられており、古くはここから上州へ通じる道があったいわれています。当時この地を田安徳川家が有していたことからこの名がついたようです。江戸城造営後は「北の丸」と称して大奥に仕えた千姫や春日局の屋敷もあったようです。

 武道の聖地として開かれた武道館で初めてコンサートを行ったのはビートルズで昭和41年(1966)のことです。ですがその公演の前に前座として演奏したバンドにザ・ドリフターズがあるそうです。コンサートの中でMISIAがそのことをとてもうれしそうに話してくれました。昭和のドリフターズで始まり、MISIAで平成が終わる。その歴史の1ページに集まってくれてありがとうと言っていました。

 デビュー20周年を迎えこれまで多くのヒット曲を生み出してきたMISIAについては、メディアの露出が少なくファンはいつもコンサートを楽しみにしているようです。私が今回コンサートに来られたのも奥さんがずっとファンで、一生懸命チケットを申し込んでくれたおかげです。結婚してずいぶん経ちますが、彼女がMISIAのファンであることも知っていましたが、私はアルバムを聴く事もなく、デビュー曲の「つつみ込むように」や「Evrything」などのシングル曲を知っているくらいでした。

 2008年に世界の子供の教育支援を目的とする非営利団体チャイルド・アフリカを立ち上げ、これまで社会福祉活動に取り組んでいることを初めて知りました。

コンサートは圧巻の一言でした。激しく踊るダンスシーンに始まり、バラード、R&Bまで時間を忘れ聴き入っていました。

デビュー20周年ということで、多くの来場者が私と同世代か年上の世代が目立ちました。勿論若い人の姿も多くあります。盛り上がりの中にも優しさと落ち着きのあるコンサートでした。

 時代が変わっても大切なもの、大切な人を大事にして次のステップを踏み出そう。そんなことを自分の言葉で語り掛けていました。

Life is going on and on

一人ひとりが自分にとって大切なものを言葉にして大事な人に伝えていく。胸の中にしまっておくだけではなく、言葉として伝えていく。そういうことが世の中を明るく平和でよりよい未来に導いていくというふうに語っていました。

平成の終わりに自分にとって一番大事な人と見ることができた素晴らしいコンサートでした。

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