梅雨明けが遅かった今年は、お盆が過ぎて一層夏が短かったように感じます。七月の例大祭から、お盆明け各地の夏祭りまでせわしない日々でしたが、台風が過ぎると一気に秋の気配が漂います。明日から小学校は登校日で、夏休みの宿題を出さなければならず、各教科のワーク、読書感想文など終わっているものは持っていくようです。長かった夏休みも終盤を迎え徐々に二学期を迎える準備をしていきます。
今ではサマースクールと称して三日間連続して登校日があります。子供にとって40日以上も学校生活を離れてしまえば、生活習慣も崩れてしまい、新学期になじめない子も出てきてしまいがちです。新聞紙上でも連載されていますが、統計として9月初旬の子供の自殺率が顕著に高いということは、それだけ夏休みの子供の環境が子供にとっては様々で、充実した時間や新たな発見、経験をした子がいる一方で、自閉しがちで気持ちの重いまま新学期を迎える子もいるのが現実です。すべての子供たちが元気に新学期を迎えることを切に願います。
兼業神主として普段は会社勤めをしておりますので、自宅脇の本務社も普段は宮司不在ですが、参拝者名簿には各地から参拝にお見えになる方がご芳名されていきます。うれしかったことは近年このブログを読んでお見えになる方もいらっしゃることです。名簿に願意をご記入いただいておりますが、『皿尾城登拝記念』とご記入くださった方もいらっしゃいます。皿尾城と神社の関連については境内に案内表記はしておりませんので、恐らく参拝者ご自身で調べご参拝いただいたものだと思われます。
また今日はたまたま在宅しており、拝殿の扉も明けておりましたところ、市内佐間地区からご参拝の方とお話することができ、この拙ブログをお読みになっていらっしゃるとのことでしたので、本殿のご案内をさせていただき当社の勧請由緒について皿尾城との関係を含めてお話させていただきました。多くの方に神社や皿尾城について知っていただき、歴史の息吹にふれていただければ神職としてこれほどうれしいことはありません。
皿尾城跡から西に見渡す秩父連峰の姿と共に、神社南方から見える上州の山々の姿が好きです。夕焼けに照らされて遠くに雲海がかかるように見えます。いつかこうした山々に登った様子をこのブログに記せたらいいなと思います。
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