コンビニ業界の先頭をひた走るセブンイレブン。店舗数も売り上げもそして大事な営業利益もライバル企業を凌駕する。何となく入ってしまうのは近くて便利なだけでなく商品力、イベント企画力など店舗としての魅力があるからだろう。
所謂平均日販額がセブンが80万を越えるのに他企業は60万前後と聞いたことがある。(曖昧な記憶です)
平均日販は非常に大事な数字で、これによって損益分岐点が算出できることから、お店にとっては最重要項目となる。
売り上げの定義は客数×客単価。客数は商圏人口×来店頻度。
客単価は物価や原材料価格によって左右されるので現場の販売員が最大限伸ばすべきは客数と言える。
客数を伸ばすにはどうしたらいいか。
①営業時間を伸ばす。→手っ取り早いがもっとも人件費がかかる。そもそもコンビニは24時間営業なのいで頑張りようがないところまで来ている。
②商圏人口を伸ばす→まれに道路のバイパスが通る、付近に公共施設ができて(病院など)増えることがある(個人の努力では達成不可能)
③イベント企画等でお客を呼ぶ→これが一番手っ取り早い
④広告を打つ→これも手っ取り早いがコストが一番かかる。
客寄せの一貫としてセブンが導入したWi-Fi SPOT(フリーWi-Fi)が終了するという。ファミマとLAWSONは検討中のようだ。繁華街のコンビニでは特に需要があったのだろう。ただし郊外の店では明らかに駐車場回転率を落とす原因になっている。少ない駐車場ではすでにコンビニはお客が入らない上、台数を確保してもフリーWi-Fiを使って駐車されてしまうと、全く回らないのいだという。
世の中の需要は常に変化する一方、本業で勝負できない企業は厳しい社会であるのは間違いない。
便利を追い求めた結果、誰も幸せを感じることのできない社会に向かってはいないか。
そろそろ私たちの社会の仕組みそのものを見直すときが近づいているように思う。
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