明日は母の日。多くの国々で母への感謝を表す日とされている。1870年アメリカの女性参政権活動家ジュリア・ウォード・ハウが家族を戦場へ送ることを拒否しようと「母の日」を宣言した。その契機となったのは負将兵の手当てを行いながら女性活動を行っていたアン・ジャービスというひとで、その娘アンナ・ジャービスが無き母を思い、母が教師をしていた協会で白いカーネーションを贈ったことに由来するという。
アメリカ文化圏では5月の第二日曜日を母の日と定めることが多いが、三月の春分に当てるアラブ諸国もあればベトナムなどは3月8日を当てている。3月8日は世界女性dayに当たる。天国の母には白い花を贈り、健在であれば赤いカーネーションを贈ることが多い。
生花業界にとっても書き入れ時で、多くの商品が店頭に並ぶ。卒業式、成人式、母の日が三大花需要日なのではないかと思っている。
「書き入れ時」とは江戸時代から使われていたことばで、当時の商売は得意客に「ツケ」で売るのが一般的であった。商売人は売る度に帳簿に書き入れていたため、繁盛すればその回数が増えたため「書き入れ時」といったとされる。このことばの背景には「忙しい」ということばを江戸っ子が嫌っていたことがあげられる。
「忙しい」とは心を亡くすということであり、「忙しい忙しい」といって商売するのは江戸っ子にとって「野暮」なことだったそうだ。
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