桜の開花からはやひとつき。春は花の開花に心なごむ季節。新緑の美しさとコントラストして様々な色の花を楽しむ毎日だ。自宅の砂利にもオレンジの可憐な花が咲いている。ポピー(ヒナゲシ)と思って所々で咲いていると思っていたところ。どうやら別の種類のはならしい。
「ナガミヒナゲシ」
色はオレンジの単色で外来種。他の花を枯らしてしまう「アレロパシー活性」を強く発し、毒性が強い植物だ。茎や葉から出る液に触れると手がただれてしまう。生命力も強く、道路脇やアスファルトでも平気で繁殖してしまうという。観賞用のポピーはアイルランドポピーでシベリア由来の寒冷地の品種。赤、ピンク、黄色と彩りも鮮やかだ。ナガミヒナゲシの毒性は規制されるほどの強さはないが、その繁殖力の強さで生体系を狂わせていく。
それぞれの植物の特性を知って人の手を入れていかなければ、日本の景観はこれまでと違ったものになるのに違いない。
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