以下、Yahooニュースより引用。
>【AFP=時事】米グーグル(Google)は8日、同社SNS「グーグルプラス(Google+)」の消費者版サービスを終了すると発表した。同時に、バグにより最大で50万件ものアカウントの個人情報が漏えいした恐れがあり、バグの修正を行っていたことも明らかにした。
グーグルは、グーグルプラスがフェイスブック(Facebook)のライバルになり得るだけのけん引力を持てなかったと認めた。
同社広報担当者はサービス終了決定の理由として「消費者の期待に応えられる、成功といえるグーグルプラスを生み出し維持することは多大なる挑戦」であったことに加え、「利用も非常に低調」だったことを挙げた。
また同社は個人情報漏えいを招いたこのバグについて、どのグーグルプラスアカウントが影響を受けたかを確認することはできず、ある分析によると最大で50万件ものアカウントが被害対象となった恐れもあると発表。ただ「プロフィールデータが悪用された証拠は見つかっていない」としている。
情報漏洩に関しては厳正に対処していただきたいが、私はグーグルプラスそのものが全くわからずじまいのまま終わる事になってしまいそうだ。
「Facebookのライバルになり得なかった」
と釈明しているが、そもそも私はグーグルプラスが面白いと思った事はついぞ1秒もなかった。
ツイッター、Facebookはかなり浸透し、LINEはキャリアメールに代わるメールの手段として地位を確立したのに加え友達同士のタイムライン機能もあり、それなりに面白い。
またここ数年はインスタグラムがものすごい勢いで伸ばしており、ツイッターやFacebookをやめてインスタ1本、という人もいる。
あれこれ書かずに写真(もしくは動画)だけ、というお手軽さがウケたのだろう。
では、グーグルプラスの長所とは一体何だったのだろうか。
楽しめないままだった私が語るのもおかしな話だが、
・ツイッター…一方的なフォローOK、偽名OK、複数アカウントOK
・Facebook…フォローには相互リンクが必要、原則実名・複数アカウントNG
のいいとこ取りがグーグルプラスだったのだろう。
しかし現状は、ツイッターとFacebookを大衆がうまく使い分けており、別にいいとこ取りをする必要がなかったのだろう。
そればかりか、Googleアカウントを持っているだけで紐付けられてしまい、私なぞむしろ「気持ち悪い」とすら思ったものだ。
浸透しなかったもうひとつの要因は、私が思うにユーザーインターフェイス(UI)の無愛想さである。
Google自体はものすごく便利なサービスだが、各サービスのUIはどれも殺風景だ。
Gmailは毎日使うが、「受信メールから送信者を連絡先に追加する」という最も基本的な作業を、一体何%の人が理解しているだろうか。
正解は「Googleコンタクトを開く」だが、Gmailの受信メール画面を見てもどこをどうすればGoogleコンタクトが出てくるのか、さっぱりわからない。
仕方がないのでログイン中のままブラウザの別タブで「Googleコンタクト」と打って別画面にし、入力している(笑)。
また、世界でこれだけ使われているサービスにもかかわらず、なぜ「受信メールのフォルダ分け」という最も求められる機能がないのかも、理解に苦しむ。
Google各サービスの
「理解すればものすごく便利だが、画面が殺風景でどうすればよいかわからない」
のと今回のグーグルプラス終了をみると、Googleはあれだけ情報を集めるのが得意ながらユーザーのニーズは意外に分かっていないのでは?と思ってしまうのである…