ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

弁天町で食える横浜家系ラーメン、「磯路亭」。

2018-10-24 20:00:00 | うまいもん
大阪に、弁天町という町がある。
私は弁天町についてよく知らないのだが、駅から10分ほど歩いた処にこんな店を発見。

横浜家系ラーメン「磯路亭」と云う。みなと通り沿いだ。

「横浜家系(いえけい)」と言われても、我々関西人には全く馴染みがない。
このブログを読まれた首都圏在住のラーメン好きなら、
「えっ?オマエら関西人は、家系を知らんのか?」
と言いそうだが、知らないのだから仕方がない。

私は4年前の、砂を噛むようなつらいつらい東京単身赴任時代に
(何がどうつらかったかは、さておき)
何度か訪れた事がある。
特徴としては豚骨醤油スープで太麺、大きな海苔がトッピングされている店が多いのだ。

そんな関西で馴染みのない家系をこんな弁天町くんだりに出店して、勝算はあるのか?
メニュウは、こんなん。

普通と中盛の違いがわからないが、おそらく中盛は普通より多いのだろう。

私は初めて訪れる店はイチオシ商品、あるいは最もベーシックな商品を頼む事にしている。
ノーマルでいこうとも思ったのだが、無類の辛いモン好きの私は「辛ネギラーメン」に心が動いてしまった。

食券を買い、店内に入る。
テーブルとカウンターがあるが、入ってすぐのデッドスペースがものすごく気になる。
自転車が3台ほどは置けそうなスペースだ。
想像だが、ウェイティングスペースにでもしたかったのだろうがそこまで混まなかったので必要なかったのだろうか。
券売機があるのでレジは不要なのだが、なぜかレジスターがある。
しかも電源が繋がれておらず、うっちゃられている。
事前精算にするか?事後精算にするか?迷いの跡が見える。

食券を渡し、カウンターに腰掛けしばし待ったのだがここでも少しイヤな予感が走った。
店員が、5人分の麺を一度に茹でた。
しかもそのうちの4人分が中盛だったようで、麺が多い。
これだと、最初に湯切りされた麺と最後では、茹でられ方が全く異なる。
案の定、私は一番最後まで茹でられていた麺のに当たってしまった。

辛ネギラーメン中盛、680円が着丼。

うむ、辛そうなネギが山盛りでビジュアルは悪くない。
中盛は、かなりボリュウムもありそうだ。

箸を上げてみる。

コレぞ家系、の太麺だ。

スープは実にまろやかで臭みもないのだが、醤油ダレが足りない。
胡椒と間違って塩コショウをかけてしまったのだが、怪我の功名でそれぐらいで丁度良い塩加減になってしまった。

そして麺。やはり柔らかい…
コレが、5人前のうち最初に引き上げられたものならここまでは柔らかくなかったに違いない。
いくら太麺だとはいえ、コレはない。
但し、ボリュウムは充分であった。ごはん物を合わせる必要はなかった。

ノーマル中盛600円ならアリかもしれないが、この「ひと味足りない感じ」と残念な麺の扱い、加えて駅からの遠さを考えたら、果たしてリピートするかどうか…