「働き方改革」の一環なんだそうである。
このところ、同じNHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」でも、チコちゃんの顔を担当するCG班が多忙なため、敢えてチコちゃんの顔を映さないコーナーを作っており、スタッフの負担を軽減させる演出をしている。
朝ドラの収録は、本当に大変だそうな。
通常、民放の1時間ドラマを撮るのに4日かかると云われている。
1時間ドラマと言ってもCMなどを除けば、正味は45分ほどだ。
朝ドラは15分の6曜日なので、計90分とまさに倍。
主題歌に1分かかるとしても、84分の映像を純粋に撮らねばならない。
これだけでも、朝ドラの収録が過酷である事がわかる。
今はめっきり少なくなったが、昔の朝ドラ、例えば「てるてる家族」では最後にやたらと「ブルーブルーブルースカイ」や「ブルーライトヨコハマ」などの歌が入った。
おそらく、週90分ぶんの映像が撮れなかったので尺合わせだったのだろう(笑)。
その昔、「ニュースステーション」の久米宏が敢えて長めの休みを取り話題になったが、働き方改革の今となってはさらに「敢えて休ませてみせる」という局の演出が必要なのだろう。
いつも思うのだが、地球温暖化に配慮する意味でも放送時間をもっと短くしたり、年末年始はいっそ放送そのものを休んでもよいかもしれない。
石油ショックの時は深夜や昼間の放送が休止になり大騒ぎになったが、今はこれだけネットが発達したのでTVがなくとも情報を取るのは困らない。
朝ドラが月〜金になるという事は、我々も土曜朝はドラマを気にせずゆっくり寝られるようになるかもしれない。
いや、BSプレミアムで今の「おしん」のように月〜土の6曜日時代の朝ドラを再放送していたら、やっぱり7:15にはTVの前にいるかもしれない(笑)…