ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

政治家も官僚も、なぜこうも自分に甘いのか?

2021-03-01 19:10:18 | 思うこと

菅首相の息子らから高額な食事などの接待を受けていた山田内閣広報官が、体調不良を理由に辞任する事になった。
そんなに簡単に入院出来るなんて、ちっとも医療は逼迫してないではないか(笑)。

潰瘍性大腸炎を理由に二度の辞任となった安倍前首相、吉川農水省、山田広報官…
騒がれた政治家や官僚はみな体調不良による辞任ばかりだが、本当に持病に苦しんだ人もいれば単に自らの行いで世間を騒がせノイローゼのようになり体調を崩し辞任するのは、果たして世間の理解を得られるのか。
5年ほど前には、UR問題で甘い利益を明らかに受けていた甘利明が睡眠障害を理由に国会を全てブッチしたのも記憶に新しい。

昨年暮れに、コロナ禍における政治家の会食が取り沙汰されたが、アレを見ても政治家は
「自分達は関係ない。自分達だけは大丈夫」
と思っているのではないか?というのが何とも腹立たしい。
国民はコロナを収めたい一心で飲食店の時短営業を呑み、会食や外出を控えているというのにそのような号令をかけている立場の人だけは大勢で会食してもよいと思っているのが、国民の怒りを買った。
今回は、東北新社という大手制作会社が官僚を接待した構図であり、誰がどう見ても贈賄だ。
山田広報官は、かなり仕事の出来る人だという評判だがそれでも首相の息子からの誘いだと断われないのか?
「私は、断らない女だ」
と、自分を付き合いのいい体育会系のノリであるのをアピールしていたが、付き合いの良し悪しと贈賄の是非は全く次元が異なる。
もしくは、首相の実子の誘いだけにバレたあかつきには首相がかばってくれる、とでも思ったのだろうか?

世間にバレ、追い込まれたあげく体調不良で辞任なら公務員としての処分もないので退職金も満額もらえる。
コレも民間ではあり得ない甘さではないか。
民間企業なら、当事者には厳罰が下され、社長以下役員も何らかの責任を取らされる。
そうでもしないと、株主の理解を得られないからである。
申し訳ないが、一連の政治家や官僚の体調不良を理由とする辞任に、多くの国民は承知していない。
言葉にはしないが、国民を愚弄している。

安倍前首相はモリカケ桜と、自分のお仲間を甘やかすのが目に余った。
ガースーもコロナ禍の会食問題に息子の接待問題と、身内への甘さがボロボロと露呈している。
秋田の苦労人という触れ込みではあったが、もう期待は出来ないのか…?