この企画は、去年に続き二度目である。
この店は今年5月までは、ここ4年ほどは毎月訪れていた。
ところが例の「女流書家が酒席の余興で全員に毛筆を持たせて名前を書かせ、その人の筆跡で性格を判断する」で私は女流書家に笑いものにされ、誰もフォローを入れなかった事にも腹が立って千円札3枚を叩き付けて店を出て帰ったのだった。
その女流書家はその月イチ飲み会のレギュラーメンバーのため、私はその事件を機にその飲み会から完全に離脱した。
しかしその店に罪はないため、今夜は顔つなぎで久しぶりにその店を訪れた。
同級生であるオーナーはラグビー部出身で、とりわけラグビーはOBの結束が固い事もあって集まった男子、というかオッサンは大半がラグビー部。
軟式野球部だった私は、わかっていた事だが肩身が狭い。
数名集まっていた女子も特に親交があったわけでもない、いわゆる薄いメンバーばかりのため、どうという事はなく夜は更けていったのであった…