ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

貝ダシが、ウマいっ!十三「くそオヤジ最後のひとふり」。

2017-11-24 20:00:00 | うまいもん
十三のラーメン店で、人気をほぼ独占していると言っても決して過言ではない人気店がある。
行きたいなと数年思い続けていたのだが、そもそも私の場合十三にはあまり用事がないのである(笑)。

しかし、その時はやってきた。
コレである。

「くそオヤジ最後のひとふり」という、何ともインパクトのある店名である。
はまぐり・あさり・しじみの3種の貝のラーメンで勝負している人気店であり、このようにいくつも賞をもらっている。

メニュウも、ラーメンは前述の3種類だけという絞り込みよう。

店内に入る。
お兄さん3人が声をかけ合いながらキビキビと動いており、いかにも人気店である事をうかがわせている。

さて、3種の中でどれにするか?
皆さんは、「うなぎ松竹梅の理論」をご存知だろうか?
松は最も高価であり、その店で最高のものを出している。
梅は最も安いが、
「一番安いのでも、ウチはこれぐらいのクオリティは保証しますよ」
と、コスパにすぐれたものを出す。
よって、竹を頼むのが最も店の思うツボなのだ。
松よりクオリティは下がり、梅よりコスパは下がり、最も店を儲けさせてしまうのが竹なのだとか。
(あくまで考え方のひとつであり、全ての店がそうだとは申しません)

よって、ここは最もベーシックな「しじみラーメン」780円にしてみる。
その代わり、早い者勝ちの「貝めし」120円も付ける事にした。

店員はものすごく丁寧で、
「貝めしですが、大葉の刻んだのが載っております。大丈夫ですか?」
と聞いてくる。
私なんぞバケツ1杯食べたいほど大葉が好きなのだが、嫌いな人も少なくないのだろう。スゴい心遣いだ。

心遣いと言えば、私はオーダーしてからほんの1、2分の間水をもらっていなかった。
それに気付いた別の店員が、
「5番さん、ファーストがまだです。オーダーはいただいてます」
と、さり気なく伝える。
そう、私は「5番さん」なのだが、「水がまだ」と言うよりも「ファーストがまだ」と言うのが、実にスマートではないか。

先に、貝めしが着丼。

あさりの身が、ゴロゴロ入っている。
甘めのダシで炊かれており、実にいい味だ。

しじみラーメンも着丼。

煮込まれたしじみがゴロゴロ。
生ハムのような焼豚が、圧倒的存在感である。
ダシは醤油味で、よく澄んでいる。

箸を上げてみる。

なんと、あっさりなスープなのに太麺ではないか。
あっさり系スープの場合は、スープをよく絡める細麺、縮れ麺が多いのだが、敢えて太麺を使うのがスゴい。
この太い麺に、スープが負けてませんよというアピールだ。

そのしじみスープだが、もう素晴らしいのひと言だ。
思った以上に甘めだが、どこまでも奥行きを感じる。
いつまでも飲むわけにはいかないが、いつまでも飲んでいたくなるほどにウマいスープである。
もちろん、麺の食感も素晴らしい。
確かに、十三で1番人気なワケである…

「わろてんか」よ、笑わしてんか…

2017-11-22 20:00:00 | エンタメ

毎度毎度ボヤいたところで、どうせ最終回まで毎朝観てしまうのは分かっているのだが、それにしても今回の朝ドラ「わろてんか」はいただけない。
前回のBK(NHK大阪)制作の「べっぴんさん」もいただけなかったが、「わろてんか」はその上を行くかもしれない。

前のBK制作「べっぴんさん」は、制作陣が
「毎朝、泣いてもらいます」
と意気込んでいたが、ついに一度も泣けなかった。むしろ脇を固める土村芳らの好演と、
「ウチ、ダァイキュウですから」
の小山と悦子様のロマンスで、それなりに楽しませてもらった。
なかでも麻田靴店の店主である市村正親の存在感は、全てを持っていくほどであった。

そこへ行くと、今回の「わろてんか」。一体、どこで笑えばよいのか?
とにかく、ヒロイン・藤岡てんの相手である籐吉(松坂桃李)の役どころが、アホすぎてシャレにならない。
口車に乗って、粗悪なパーマ機を千台も仕入れたのは、一体どうしたのか?

駄作と云われる朝ドラに必ず見受けられるのが、いわゆる「とっちらけ」と「ご都合主義」、それに「人気キャラ突然の退場」である。
今回で言えば、もはや京都の藤岡家の件は、ほぼとっちらけ。
籐吉に付いていって北村家に来たものの、そこで「ごちそうさん」の和枝姐ばりの嫁イビリがあるのかと思ったら、イビリ役の楠見薫(『あさが来た』の『ほんにほんに』でおなじみ)が北村屋の経営難を理由に逃げ出し、イビリ終了。
籐吉の許嫁であった楓(岡本玲)も、嫁対決に敗れてあっさり退場。
今週になって新聞記者役で復活したが、全く興味を持てない。

退場と言えば、てんの兄役の千葉雄大はアッという間に病死、気が付けば仏壇の中であった。
ナレ死よりひどい「遺影死」である。
また私は、徳永えりに非常に好感を持っている。「梅ちゃん先生」では梅子の同級生の弥生、「あまちゃん」では夏ばっぱの学生時代を好演した、まさに明眸皓歯という四字熟語が服を着て歩いているような女優だ。
その徳永えり、今回のてんの実家・藤岡屋でてんの女中・トキ役なのだが舞台が大阪になりすっかり出なくなった。私のようなファンは、不満であるに違いない。
(ちなみに私が最も好きな朝ドラ女優は、宮嶋麻衣である。そんな事はどうでもよい)

では、変わらず出演している他の役者はどうか?
まず、鳴り物入りで起用した高橋一生を、まるで使いこなせていない。
「あさが来た」で五代友厚役を好演したディーン・フジオカを意識しているのだろうが、似て非なるものになってしまっている。
今朝もいきなり藤吉と相撲をとったりしていたが、制作者はそれをが面白いと思っているのだろうか?

吉本興業の創始者・吉本せいの半生記を下敷きにしているというので吉本興業が全面協力しているのだが、どれもスベッている。
内場さん演じる亀井が、藤吉に劇場経営の見通しも問わず、ネタ見せを求めるなど藤吉の芸人としての力量を計る事もせず、やすやすと劇場を差し出すリアリズムのかけらもない展開は、全く理解できず特にひどかった。このドラマのオモロなさを象徴する回だった。
その「風鳥亭」の買収費用500円をてんが実家に借りに行くのだが、父親役の遠藤憲一が頑として首を縦に振らなかったにもかかわらず祖母役の竹下景子が了承したら、いとも簡単に500円を貸す展開になった。
物語が進むには小屋を取得せねばならないのは分かるのだが、ご都合主義ここに極まれりである。

視聴者にさんざん不信感が募ってしまった後なので、「風鳥亭」の経営に行き詰まって啄子(鈴木京香)が勢いこんで法被を着ても
「待ってました!」
とは全くならないのである。
強いて言えば、ここまでの前半戦で好演しているのは濱田岳である事に、異論はないであろう。

BKは「カーネーション」「ごちそうさん」「マッサン」「あさが来た」など、面白くて泣ける朝ドラを作れるはずなのだ。
たまに「純と愛」などハズレもあるが、アレはアレで笑えた。
そこへ行くと、「べっぴんさん」と2作連続で「笑いないハズレ」では、困るのである…

弁天町「京華」は、「味軒」になっていた。

2017-11-21 17:17:00 | うまいもん
この3月までよく利用していた弁天町の台湾料理店「京華」が、突然閉店となってしまった。
ランチメニュウの台湾ラーメンと飯物のセット700円は安いしウマいしボリュウムもあり、非の打ち所がなかっただけに残念だった。

あれから半年あまりが過ぎ、前を通りかかるとこんな店になっていた。

同じ台湾料理カテゴリーで、「味軒」という名前になっていた。
前と同じ黄色に赤字の看板で、違和感がなさすぎる(笑)。

メニュウも、ほぼ同じであった。

ただ麺類には新たに担々麺が加わり、選択肢が5つとなっている。
そしてコーヒーが付くぶん50円値上がりし、750円となっている。

店内に入る。
構造は全く同じだが、内装を変えたようで完全な居抜きではない。
カウンターも、高級感がある。

新メニュウの担々麺にも心が動いたが、やはり前の店との比較には同じものがよい。
担々麺ではなく、台湾ラーメンと中華飯のセットにする。

台湾ラーメンが、先に着丼。

前よりも、明らかに醤油の色が浅い。
台湾ラーメンのアイデンティティであるひき肉も、明らかに少ない。
そして油の層が、圧倒的に厚くなっている。

箸を上げてみる。

麺は特に変化ないようだ。

食べてみると、油の層が厚いという見立て通り随分こってりした味わいになった。
だからと言ってくどいわけではなく、私はこの味は嫌いではない。
油が多いぶん、醤油も見た通りの控え加減である。
辛さも、前よりは増している印象だ。
前は辛さを足すためにラー油をかけたりしていたが、今回は特にそういう気にはならなかった。
というか、これ以上油を増やすのに正直抵抗があったのだ(笑)。

麺を半分ほど食べたところで、中華飯が着丼。

これまた、以前とは全く違っている。
そもそも器が、以前は四角だったのが丸くなっている。
そして以前は餡の中に野菜が沈んでいたほどに餡まみれだったが、その餡が少なくなり野菜が前面に出た。
その餡は、台湾ラーメンとは裏腹に以前よりかなり甘めの仕上がりとなっているではないか。
全く別の店になった、と思って差し支えない。

仕上げのアイスコーヒーも到着。

無糖なのが嬉しいではないか。
もちろん、ほしい人のためにシロップとフレッシュは卓上に備えられている。

半年ちょっとのブランクを経て再オープンしたが、第一印象は悪くない。
次は担々麺か、定食で攻めてみることにするか…

やはり、「脂漏性皮膚炎」だった。

2017-11-20 20:00:00 | 日々の健康

元々フケ症で悩んでいた私だが、ここ1年あまりはフケと言うよりは頭皮にカサブタが出来、所々固くなったりするほどまでに悪化していた。

市販の「メディクイック」などミコナゾール硝酸塩系の薬や、カサブタを剥がした後に「テラ・コートリル」などのステロイド軟膏を塗ってみたのだが目立った改善は見られず、先週末ついに皮膚科のお世話になった。

診察の結果は「脂漏性皮膚炎」であり、頭皮のトラブルで最も多い症状のひとつである。
医師によると、
「簡単に言えば、自分で分泌した脂にかぶれてしまっているのです」
とのこと。

写真のような薬を処方され、週末から朝晩2回塗布してみるとウソのようにフケや痒みが止まり、カサブタも激減。わずかにあったカサブタも小さくなったのである。
この薬もステロイドなのでよく効くのは分かるのだが、これほどよく効くものを何故市販してくれないのか?
今日び、ロキソニンだって普通に売ってくれるのに…

ただしこの薬による改善は単なる対症療法であり、目の前の炎症を治した後は本質的な頭皮環境の改善をせねばならない。

東京都中野区の「さぎのみや皮膚科クリニック」のHPによると、こんな注意書きが。

>また、食生活にも注意が必要です。ビタミンB群を多く含む食品(レバー、しじみ、牛乳、卵、 ほうれん草、トマト、キャベツ、シイタケなど)を積極的にとるようにして、皮脂分泌を高めたり、 皮膚に刺激をもたらす、脂肪、糖分、コーヒー、アルコール、香辛料などはとりすぎないように注意します。


…えっ、脂肪と糖分たっぷりのラーメンも好きだし、コーヒーもアルコールも好きだし、辛いモンはもっと好きだし…
それは私に「死ね」と言うようなものでは(泣)…

寒いので、カレー鍋にする。

2017-11-19 20:00:00 | 男の料理
今日は、事のほか冷え込んだ。
もう毎週鍋をやっているが、安上がりで冷蔵庫の掃除になるうえ野菜も摂れるし洗い物も少ない。いい事ずくめだ。
唯一の難点は、酒が進んで困る事ぐらいか(笑)。

さて今宵はカレー鍋で温まる事にする。
まずスープ作り。
水1.8リットルにダシの素、刻んだカレールー、玉ねぎを入れて沸かす。


味の調整は、濃縮めんつゆを味見しながら加えるだけ。超手抜きだ(笑)。

カレーなので具材もひと工夫。
こんな時は、冷凍の煮込み料理用野菜が活躍する。

ブロッコリー、カリフラワー、にんじんが入っていて彩りがよいうえ下ごしらえも要らない。
手前のジャガイモも、実は神戸物産「業務スーパー」で売っている冷凍なのだ。

それらを中心に、具材を揃える。

あとは煮るだけ。仕上げにとろけるチーズなど。

市販のカレールーとダシの素、めんつゆなので失敗のしようがなく、文句なしにウマい。

仕上げはごはんをブチ込んでカレーリゾットにするのもアリだし、私は今回はカレーうどんに。

あぁ、ウマい…

それでもスープが少し余ったので、明日の朝はコイツをごはんにかけて食おうか(笑)?