愛知博にいらっしゃい

ワイフの強い要望で、愛知博へ出掛けた。孫の敬老会が保育園であったので、娘のところまで近鉄の普通電車に乗り名古屋へ出掛けた。日差しはまだ強いが、駅ごとに吹き込む風には透明感があり、心地よかった。
前回、最終日に車椅子と乳母車で出掛けるのがベストと書いた手前、報告させていただきます。
新聞のチラシでは、この3日間が比較的空いている最後のチャンスと出ていた。スタッフ全員笑顔でお迎えしていますとなっている。よし、行ってやろうじゃないか。
さて、藤が丘まで東山線で行き、リニモに乗り換えて万博会場に着いた。リニモはすし詰め状態だったが、待つこともなくスムーズに進む。ワイフの希望で、待ち時間覚悟の日本館へ直行。そこで唖然、待ち時間170分。70分の間違いじゃないかとよくよく見なおした。2時間以上待って、グタグタになって日本館から放り出された。
ようやく昼食をとる。食事用の空いている席を探すがどこも疲労でぐったりしている人ばかりだ。災害地を視察している錯覚に陥る。うどんもカレーも1000円という価格だ。飲み物つきでお釣りの要らないように工夫したつもりか。大目に見ても３割は高い。
トイレも並ぶ。背中でスタンバイしているお兄さんがいるのでゆっくり放尿できない。すれ違うおじいさんは前をべたべたにして出てきた。以前、博さんが「旅行のときは黒いズボンに限る」と話していたことを思い出す。中年以上は、前が大きく広がる赤と黒のチェックのスカートのほうがいいのかもしれない。お年寄りが、バグパイプを持ってうろついている姿を想像する。
長時間並ぶ気がしないのでアジア館の方を回る。ここでは展示よりも販売に一生懸命だ。韓国館から出て、またまた唖然としてしまった。暗闇の中、すごい人である。本日の入場者21万人。人気のパビリオンはすでにストップ。もう帰ろうと、あせる気を抑えて会場を出るが、リニモ乗り場も長蛇の列、列、列。
スミマセン、読んでいて疲れませんか？行った年寄りはもっと疲れているんです。我慢してください。ところが、押し合いの列車の中で、大きな声で話をするおじいさんの息の臭いこと。ここで年寄りへの同情は消えました。リニモを利用している通勤の方は大変ですよね。ひたすら万博が終わるのを祈っていることでしょう。
今日はイベントをした翌日のような疲れが残っています。万博もあと残りわずか。次回は行けないかも知れません。各パビリオンでは、若い美人が見られます。でも、お手は触れないでくださいね。
是非お出かけを。笑顔で待ってくれている、そうです。