ヒュースタ日誌

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創刊20周年記念イベントのご報告(1日目)

2022年11月09日 19時15分06秒 | 記念企画
 開催した2日間からきのうで1か月経ってしまいましたが、10月8日の夜と9日の午後に開催した「メールマガジン『ごかいの部屋』20周年記念オンライン会」(ご20会)の報告を申し上げます。きょうは1日目のイベントについて。

 当スタジオはこれまで『ごかいの部屋』の創刊5年ごとに周年行事を開催してきましたが、今回は1年前の「設立20周年記念イベント」を踏襲して初めて2日間の日程にして違うイベントを企画開催しました。

 1日目に開催した『不登校・ひきこもりを考えるトークライブPart2』は、創刊前日だったため前夜祭という感じで気軽に参加したり抜けたりできる「webパーティー」というキャッチコピーで企画しました。
 広報がじゅうぶんできなかったものの、お申し込みはアーカイブ視聴を含め30人の定員を上回る33人、当日のご参加は23人とまずまずの集まりとなりました。

 第1部では、代表で『ごかいの部屋』筆者の丸山が創刊のきっかけ、こんにちに至るまでのおもな出来事や書籍化などの成果、さらに書いた文章のなかから「2種類のこだわり」「願いと思いの葛藤と統合」「適応力と自律力」など、好評を得たり不登校新聞などの連載に使ったりした内容をいくつかご紹介しました。
 第2部は愛読者トークということで、学者・支援者・親など幅広い立場の愛読者が入れ代わり立ち代わりZOOMに入室し、感想や不登校・ひきこもりに関する意見を語りました。最初の方が語った「この20年で自治体の理解は進んできたが、親御さんの悩みはまったく変わらない」という話が縦糸になって、あとの4人の方に引き継がれていた(共通認識として語られた)のが印象的でした。
 第3部はフリートーク。最初に丸山が第1部で話し忘れた「登録読者激減の経緯」をお話ししたあと、スタッフの割田大悟氏(当事者会「ひき桜」)が新型コロナ禍での当事者会の中断から再開や新設の動きを紹介したり、翌日の中継先に予定していた当事者会「ミープル」について割田氏と愛読者ゲストのIzu氏の印象や参加者からの不登校の居場所づくりに関するご質問に愛読者ゲストの方がお答えになったりと、いろいろな方によるごちゃ混ぜのやりとりが展開されました。
 終了後は残れる愛読者ゲストも交えて「アフタートーク」を実施。愛読者ゲストのひとり加藤誠之教授による「学校に行くのが/就労するのが当たり前の風潮の成り立ち」のお話が刺激になって参加者と活発なやりとりが展開され、1時間半盛り上がりました。

 アンケートでは、全体のご感想として「第1部と第2部のお話は当事者のことを本気で考えてくださっているお話ばかりで衝撃を受けました。求めていた内容でした」「非常に中身の濃いイベントで終わってからも興奮していました」といったものがありました。プログラムに関するご感想は「現在進行形の親の立場である方の登壇が良かった。来年も登壇させてほしい」「教育者を育てる立場の方が、丸山さんの本を利用しながら、正しい理解を学生さんたちに指導していることを知り、希望が持てました」といった、第2部へのご感想が多かったです。

 1年前と同様、ZOOM画面が一体感に包まれた、心地よい秋の夜長でした。
 ご出演の愛読者ゲストの皆様、スタッフや参加者の皆様、ありがとうございました。

<2日目の報告に続きます>

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