どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

クリスマスでございますが

2014-12-25 21:07:16 | 日記

 

久しぶりに高松の池に来ました。結氷が広がっています。

 

 

氷の表面のデコボコは、白鳥の付けたものです。

 

 

アメリカと北朝鮮で何か騒動になっている、「ザ・インタビュー」について町山智浩さんが語っている記事がありました。

なかなか面白いです。まずソニーはハッカーから狙われやすい企業だった。まあ今回の件でもパスワードを「パスワード」と言うホルダーで管理していたくらいですから、狙われやすかった。そして情報が流出した。ただそのやり取りの中で朝鮮語が入っていたと言うのがミソですが、それはさておいて、ザ・インタビューの件で北朝鮮では無いのかと言うことがまことしやか言われてきます。で、政府も問題にします。すると北朝鮮が「乗ってきた」わけです。おまけに共同調査とか言いはじめます。それを当然アメリカは突っぱねますが、テロ騒動でソニーは上映中止にしました。

で、日本では上映されないアメリカンコメディーと言うのがあるのですが、どうも「ザ・インタビュー」はそれの様です。男同士の友人以上恋人以下と言うホモネタのようです。なので下世話な話のもののようです。

まあそんなのに真剣になるべきではないと言うはなしなのです。多分そんなもんだろうと私も思っていましたが、解説を聞く限りビックリするほどのギャグです。

で、当然出来上がった物の社内評価もかなり悪い物だったようです。でもそんだけの企画に50億か。

とりあえずソニーはこの話題を受けて上映する映画館を確保。予約チケット売り切れな様です。おまけにネット公開も確保しました。ということで、結局世界拡散する事になりました。

グローバルな炎上商法になった様です。とはいえソニーピクチャーズの損害は桁外れですね。そして北朝鮮も抗議して大損こいた結果になりそうです。

そして北朝鮮のネット寸断事件ですが、回線が少ないだろうと思っていたらケタが違いました。利用可能なIPv4アドレスが255。多分ウチの町内会より少ないです。つまり冗長性のほとんどない回線なので何か簡単に落ちると言うのが分りました。今回は北朝鮮のサーバーの問題があったから起きたのかと思います。

ただ韓国原発のハッキングが中国北東部からという発表がありましたが、そちらが気になります。問題も問題ですが、北朝鮮国内からのハッキングはかなり制限があるというのが分ってしまったからです。中国の朝鮮族地域からのハッキングだとなれば、他も別な意味を持つ訳です。

表現の自由はともかくとして、大人が怒るほどの映画では無さそうです。

 

 

ユリカモメがいました。

 

 

そしてオシドリです。私は初めて見ました。ええ、周囲はもういっぱい撮ったよとかいっています。

私は?初めてよりも、アララと言う感じです。この子エジプトから来たのかしら。ちょっと日本画で理想化されたオシドリの方を良く知っているので、ここまでエキゾチックだとは予想もしていませんでした。もう口ひげの当たりなんてエクステ?かな?と言う風に感じてしまいます。

 

 

白鳥の幼鳥も、少し白い毛が増えました。

 

 

高松の池の結氷面積と水鳥の図々しさは、比例関係にあると言う説を今日立てました。

多分これは事実でしょう。結氷面積が増えるに従って逃げる場所も無くなり、コイのエサを奪う習慣も身に付き、ここは安全だと確認して行くようになるのでしょう。その結果図々しさが増大して行くのでしょう。

 

 

昨日の夜が暖かかったせいか、そして今日の午後からいきなり気温が下がったせいか、道路はカチカチになりました。

 

 

今年のクリスマスですが、23日にはそこそこの人出だった様ですが、24日は飲食が暇になると言う事態だった様です。クリスマスは家族とか、家でとかそういった習慣が出て来ているような気がします。

 

 

中央バター商会という菓子材料問屋があるのだが、24日はバター高騰で一般客が来なくなったとぼやいていました。24日の近所のスーパーでもなんかケーキの売れ行きが良くありません。クリスマスとケーキが少し遠くなっているかもしれません。

まあクリスマス期の大手メーカーのケーキは美味しくないので有名ですからそうかも知れません。それが知れ渡ったと言うのはスマホ以降と言う事でしょうか。と言う事でケンタッキーのチキンがやたら売れていました。

 

 

機嫌が良さそうです。クリスマスだからでしょうか。それともFMでヴォータンが活躍しているからでしょうか。

 

 

さてオシドリですが、メスが見当たりません。ヤッタ~!ここにもシングルベルがいた!

とはいっても、何かこの大混雑では、目立つようで目立たない鳥ですね。

 

 

そしてコイのエサ騒動では、真っ先に見つけでもあっという間に押し出されるオシドリでした。

いやこの映像は可愛い物だ。白鳥8羽に追突されたりしていた。オシダリトリと名前を変えるべきか。

 

 

しかし経験的に年末の選挙は景気を悪くすると言うが、その事実解を聞いた事が無い。ただ今回で分ったのは外食がなぜか減るのだ。酒関連も減るようだ。

ただそれだけではなく、投票日はなぜ外食が減るのかと言う問題もある。

どうも解は無いのだが、選挙中はめんどくさい事から巻き込まれないように逃げまくる人たちがいっぱいいるのだろう。それは、友人の友人をたどったり知人の知人をたどって行くあの選挙活動なのだろう。昔だったら街角で久しぶりに会って呑みに行こうとなっても結局選挙だったりして、だが相手が出してくれる訳だ。今だと割り勘だろう?

選挙は人間関係の煩わしい所が出やすいので、街に出なくなると言う考え方が盛岡では成立する。ただ東京だとどうなるのだろうか。

選挙を穢れと思っている人が多いのかも知れない。

 

 

 もういくつ寝るとお正月になってしまいました。


今年もシングルベル

2014-12-25 02:06:28 | 日記

 

個人的に宗教はコミュニティの問題だと思う。親族のコミュニティを維持させるためのお正月やお盆、そして冠婚葬祭などの行事はこのためになる。まあこの時点で神道と仏教が混在しているのがいかにも日本らしいのだが、明治維新以降分離しただけであって、それ以前は混同されていた物だ。だから現実的に並び立っているのはおかしな事ではない。

逆説的に日本のコミュニティを復活させるために神道だけを用いるのは、本質的によろしくない。天皇家を見れば、神話世界を除いた歴史では、仏教徒の時代が長いのでは?

キリスト教由来のものだと実は少しおかしな事になる。というかその前に復活祭と謝肉祭と感謝祭がなぜか広まっていない。広まっているのは、聖者伝説のバレンタインデー、どう考えてもキリスト教とは関係ない異教徒伝説のハロウイン、そしてキリスト教最大のイベントであるクリスマスがある。そのクリスマスも、本当は出生年月日が分っていないキリストの、その無くなった日が受胎日だとして、逆算したものだ。この点合理的な気がするが、冬至のお祭りとぶつけるために計算したと疑われている。そうすると日本人が受容したキリスト教のお祭りは、元々異教徒の物だったから受容されたとも言える。

感謝祭が次に受容されるかもしれないが、それはあくまでもアメリカのブラックマンデーに合わせた商業行為にとどまるだろう。実際内の近所のスーパーで「感謝祭セール」と銘打ったチラシがあったが、このスーパーは割とこの言葉を簡単に使う。「創業感謝祭」とか「お客様感謝祭」とかだ。年がら年中感謝祭なのでインパクトは無い。

まあそれでもクリスマスは受容されている。なぜか?それは恋愛問題ではなくて、現実的に家族関係を維持させるための装置として働いている。クリスマスプレゼントはその装置になっている。そしてごちそうもその舞台装置になっているしイルミネーションもそうだ。社会的にこれは有効だと分っているから、行き過ぎるほどこの方向で進んでいる。

いや逆にウチは仏教徒だからやらないとやってしまうと、ブッタの誕生日をお参りするほどの信念は無い訳で、子供にはバレバレですよね。

 

 

クリスマスは異教徒のイベントと言うロマンティックな所があったと思う。だからカップルのイベントにもなったが、私の見る限り、リアルは家族関係のためのイベントになっている。というかこの年月が経てば、もう刷り込みがある訳で、昔はカップルのイベントだったのが今では家族のイベントなのだ。昔無理矢理流行にあわせて導入した時とは全く違うニュアンスになっている。

ということで非リア充の私としては、家族がいないというのが大きくのしかかる。正確にはいるのだが、別々に暮らしている。その上我が家では、兄が12月25日の誕生日なのでクリスマスはスルーされていたのも大きい。

そして恋人がいたとしても、ロマンティックになれるだろうか。このクリスマスイベントに刷り込まれた人を愛せるだろうか。ディズニーランドを愛している人と結婚するよりはマシかも知れない。クリスマスにはまだ多様性が残っている。

今年もコンビニからピザ屋から、街角までサンタクロースばかりになった。

 

 

ああ、今日の雪かきはサンタ服を着るべきだった。すっかり忘れていた。私もあのサンタの中にまぎれればいいだけの話だった。そうすればシングルベルではなかったかも知れない。おなじサンタがいっぱいいるからだ。キリストは実は妻帯していた説もある。実は独身ぽいのはサンタだ。いやもしかすると秋分の女神が妻なのかも知れないが、二人が出会う時は無い訳で。やっぱり独り身だ。それがプレゼントを配りまくると言うのは、奉仕の心なのだろうか。神の命令でがんばっているだけなのだろうか。サンタ服を着るべきだった。

ということで今日はバイロイトのリング、それもラインの黄金を聞きながら、アルベリヒの愛の断絶がかなり良かったですね。

ps

Merry Christmasなのだが翻訳すると良くわからない事になる。多分「キリスト生誕おめでとう!」なのだが「愉快なクリスマス」という翻訳もあり得る訳だ。重々しく話すこともあるだろうし酔っぱらって連発する人もいるだろう。泣きながら声に出す人もいるかもしれないし、絶対しゃべらないクリスチャンもいるかもしれない。多分間違いなくこの言葉に、声が一杯あるのだろう。

なぜならアーメンと言う言葉があるからだ。信仰告白の言葉が絶対であるから、少しずれた言葉の方が言いやすいのかも知れない。まあ私の想像だが。


イブイブの独り者とネット事件

2014-12-24 02:20:08 | 日記

 

昨夜7センチ降った雪を除雪する。除雪車が通った所もあったので除雪区域の半分だけで済んだ。

予備のガソリンを買いに行ったが、キャリータンクが4.5リッターである事を初めて知る。どうもホンダの燃料タンクも少し大きいようだ。とすると燃費がよくなったかどうか良くわからなくなる。いいのは間違いが無さそうだがどの程度いいのかが分らない。そのうち燃料がカラになるギリギリまで動かしてみてから満タンにして何日持つのか試してみよう。

 

 

時間が余ったので、近所のスーパーに卵の特売に出かける。ポイント7倍セールでもある。他の物も買う。ただ自転車の籠が小さいので3往復しなければならない。

卵が30個になった。多すぎるか?大体一日2個は食べているのだが。あとクリスマス前なのでお土産にメレンゲクッキーを配ったりしているのだが。

コルステロールは、なぜか正常値だ。良くわからない。

 

 

さてロイターの記事だけでだがかなりおかしなことが起きている。

ソニーピクチャーズハッキング事件で、中国は「われわれは、米国の最近の発言と北朝鮮のコメントに留意している。われわれは、米国と北朝鮮がこの問題で協議すべきと信じている」と述べた。実はこの発言は別な事件による物だ。北朝鮮のインターネット回線が9時間以上切断された問題だ。二つの事件は全く別物だと思うが、北朝鮮とのインターネット回線は中国のチャイナ・ユニコムがメインのようだ。そしてこの回線が何らかの攻撃でダウンしたのだが、ソニーピクチャーズ事件ではこの回線が使われていたと考えられる訳だ。そしてアメリカは中国に捜査協力を依頼している。基本的にチャイナ・ユニコムの北朝鮮の回線のログを参照したいと言っているだけだと思う。しかしそこには中国政府と北朝鮮のやり取りがどの程度あるのかが見える訳で、中国としては出しにくい。少し前にそこにイロイロあるのだろうと言う憶測記事を書いたが、多分これが中国側の正式コメントだろう。

だがここには裏があると思う。アメリカは中国も疑っているということだ。中国はログは出したくないし、身の潔白を証明したい。もしかすると自国民の誰かがやらかした事件なのかも知れない。まだそれは調査出来ていない、そう言った事情もあるかもしれない。

実際今回の回線ダウンならコンピューターウイルスの知識がある人だったら可能な訳だ。特に回線が少ない北朝鮮なら簡単にパンクさせられる訳だ。個人的に日本人か?とも思っている。

この中で米国務省報道官のハーフ氏は定例記者会見での発言が微妙だ。

「考えられる対応の選択肢に関する作戦の詳細を公に語ったり、この種の報道についてコメントしたりしない。ただ、われわれが対応するなかで目に見えたり、見えなかったりするものもあるだろう」

レトリックだと思う。一応はこの発言に対して報道機関は、アメリカは関与していないという事をいっている。だがこの言い方から中国関与説が出てしまったのだろう。アメリカは「知っているが黙っている」というメッセージを出したのではないのかというウラ読みをする人が多くなったのだろう。これに対して中国は否定すると言う流れになっている。

ところが同じ日に中国は良くわからないメッセージを発信した。

[北京 23日 ロイター] - 中国の劉結一国連大使は、朝鮮半島情勢をめぐって、緊迫化を回避するようすべての関係国に要請するとともに、冷静な対応と自制を促した。中国外務省が23日、ウェブサイトに掲載した声明で明らかになった。

国連・安全保障理事会は22日、中国などの反対を押し切り、北朝鮮の人権問題を安保理の正式な議題として取り上げることを決定した。


というのはもっと重篤な案件が発生したからだ。韓国の原発がハッキングされたのだ。運用システムは独立しているから被害は無いと思われるが、朴槿恵大統領も深刻な事態と認めた。

二つのハッキング事件と一つの通信障害事件がたった一日できれいに並びました。このミステリーはどうなるのでしょうか。単純なインターネット事件ではありません。アメリカはメンツを潰されました。中国も疑われたと言う時点でメンツを潰されています。北朝鮮は身にあわないメンツを持ったばっかりに丈のあわない潰れ方です。そして三者とも核を持っています。そして北朝鮮だけが圧倒的小国です。

これをどう表現するのか迷う所ですが、戦争が起きていると考えるべきでしょう。まだ人が死んでいないと言うだけです。

 

 

時間が出来たのでゆぴあすに泳ぎに行くのだが、パワーが出ません。除雪の疲れと言うのは何だろうか、とってもイライラします。何だろう。除雪がいかに特定の筋肉しか使っていないかと言う事かもしれません。

ところでゆぴあすではよく「ごゆっくり」と声をかけられる。意味合いとしては長時間楽しんでくれ、なのだが長時間身体を動かせるのは大変だ。まあここがこの施設の面白い所だ。なにしろ巨大流水プールもある風呂屋でもあるからだ。サービス業である事を理解している。

そこで真面目に泳いでいたら、「時計出しましょうか?」と声をかけられた。あのトレーニング用の1メーター角以上の針式の巨大時計だ。あるとこれ以上嬉しい物は無い。出して貰った。

タイムが分るとトレーニングに励みが出る、まあそうです。しかし今回はえらく辛かった。タイム出ないのに計測出来る、辛かった~。ごゆっくりするつもりは全くなかったのだが、それすらも難しかった。

いやウオータースライダーで遊べば良かったんですが。まだこの施設に慣れていません。

 

 

夕方から南風と北風が交互に流れ込む形で、気温が高いのか低いのか良くわからない状態になりました。おかげで道路の雪が凍ってもいないし溶けてもいない状況になってしまいました。1時に1.3度です。なんか氷点下前後を延々とウロウロしています。

明日はクリスマスイブです。クッキーでも焼こうか。


今日は歯医者にゆく

2014-12-23 01:33:47 | 日記

 

今日は歯医者の日だった。前歯に借歯を入れる。さすがは28年ぶり、歯医者から差し歯の中にも虫歯があったと言われる。かなり削ったようだ。土台から作りますので時間がかかりますと言われる。

年末なのでこのままお正月を過ごさなければいけない。ちょっとしゃべりにくい。

歯医者の変な癖を見つけた。ドリルを入れる直前に首がほんのわずかフラフラするのだ。目が動く訳ではない。そして歯にドリルを当てる瞬間からピタリと止まる。多分これはターゲットの確認作業だと思う。まあなんというか極端な例だが、フクロウが首を回したり、子猫が首を傾げたりする作業と同じ物だと思う。ターゲットへの距離精度が高くなる方法だ。とはいえ人がやっているのは初めて見た。

まあこの調子だと、更に悪い所がいっぱい見つかるのだろう。終わるのはいつの日になるやら。

とはいえどうもいい医者なようだ。今の所不機嫌な顔をして帰る人を見た事が無い。

 

 

今日は完璧な真冬日だった。夕方から雪が降り始め現在7センチ積もった。除雪しなければいけないのだが、昨日ガチガチに凍ってしまったので出来る事は限られている。さてどうするか。

 

 

アマゾンでウジェーヌ・アッジェの写真集を買った。自分へのクリスマスプレゼントだ。しかし1400円でハードカバーとは。今まで見た事の無い写真もある。かなりお買い得な本だ。

「芸術家の資料」を売っていた彼だ。つまり絵描きのための背景等のサンプル映像を多分世界で初めて開拓したとも言えるが、その割には彼らがアッジェを引用していたかと言えば分らない訳で、それではそういった芸術的なインスピレーションを与えられるような写真だと認められていたかどうかも良くわからないが、パリ市歴史図書館が購入していたりと、記録的な価値は認められていたと思う。写真を発明したフランスですが、割と始めの頃から記録用に写真を使うと言うのをはじめていまして、その流れでたまたま生き延びられたかもしれません。生涯貧乏だったとも言われていますが、当時の写真家である限り酷く貧しくはないでしょう。現代の貧しいカメラマンに比べれば圧倒的に裕福だった可能性もあります。18×24センチ(これは分らない。ウイキからの引用なのだがインチだと思うのだが)の乾版はかなり高価です。とはいえ彼の肖像写真を見る限り、かなり苦しい生活だったのではないのかと思われます。

で、アメリカ人の写真家ベレニス・アボットが発見して本人にも会っている訳です。アボットは当時最先端だったフランスの美術と写真を学ぶためにマン・レイの所にいたのですが、とりあえずアメリカ人には訳の分らない写真家がいた訳です。もうシュール、合目的ではない、それでいて記録写真として整合性がある訳です。その訳の分らなさがアボットをかき立てたのか、アッジェの死後ニューヨーク近代美術館に大多数の映像を残す事が出来た訳です。

大昔に、アッジェの三脚はカメラの角度を調整する「雲台」がなく、それによって表現に制限があったと言う物を読んだ事がありました。これはある意味間違いではないのですが、当時のカメラは大型で支えきれなかったと言うのが実情です。当時の三脚を現代でも見る事があるとすれば、測量用三脚が当時の写真用三脚です。そこには雲台はありません。測量用器具は視座を回転が出来る機能があります。三脚に求められる機能は水平で重量を支える事になります。ビデオ用ボールヘッドも同じ事です。

18×24センチの乾版カメラとなると相当大きい訳です。木製だとはいえミカン箱に蛇腹がついたような奴です。それをのせるというだけでも大変なのに、木で三脚を作っていました。雲台が無いので水平取るだけでもかなり大変です。それではアッジェはどうして構図を決めたのか。

実は大判カメラはレンズか、乾版を入れる部分を大きく動かす事が出来ます。そこで構図の調整やディストーションの修正まで出来ます。アッジェはかなり勘のいい写真家だと思いますが、三脚をどこに立てるかが写真家の仕事でもあります。カメラ操作にもの凄く行動に制限がある訳で、その中で最良であろうとすればレンズを動かすなりの作業が最小限になるように撮影していると思います。

写真の中にレンズのイメージサークル、つまりレンズと言う穴から投影される幅ギリギリとか、写真によっては周辺に黒い円弧状の影がありますので、レンズを横にずらしたり縦にずらしたりと言う作業をしていると思われます。フィルム面をずらし、描いたりりするかもしれません。

しかし安いよこの本。

 


2015年はどうなるか

2014-12-22 01:16:52 | 日記

 

20日は比較的暖かく、夕方から雨になった。それで雪が溶けるのかと言えばそんな事は無く、むしろ道路にはシャーベット状の雪が残った。

 

 

それが朝方から氷点下になった。おかげで道路は昨日の轍のままに氷り、酷い状態になった。

午前中は晴れたが一向に気温が上がらず、むしろ日の当たった所が溶けたり凍ったりを繰り返す始末だった。

 

 

ソニーピクチャーズのハッキング事件は、アメリカと北朝鮮の口論になっている。そこで中国が浮上した。北朝鮮からのインターネット回戦は中国経由しか無い。そこでアメリカは中国に協力を要請したのだ。ここで北朝鮮から怪しげな通信があるとされれば北朝鮮関与説が有利になる訳だ。まだ中国が受けたかどうかは発表されていないが、もの凄い搦め手を打つ物だと思った。

中国は北朝鮮に対して距離を置くようになったと言われている。そしてその中で当然北朝鮮経由のネット回線を監視しているはずだ。しかしアメリカは中国のハッカー達は国家のために知的財産を盗み続けていると非難して来たいきさつがある。だいたいそのハッカーは民間人ではなく軍人ではないのかと言い続けて来た。そして個人を特定して指名手配をして両国の問題になったのは記憶に新しい。APECでもこの話題は出ただろう。その前に両国はサイバーテロは許されないと言う建前を持っている。そのくせ両国とも盛んにやっているのだが、この辺りはお互い様と言う部分はある。ただアメリカが許せないのは企業情報をに対するハッキングであって、盗聴とか監視は問題にしていない。建前上自由が無いと言うのは許されない事だが。

なのでこの中国への要請は、サイバーテロを容認しないなら調査協力は出来るだろ?といいつつ、実は中国国内に北朝鮮シンパのグループがいて実はそれなんじゃないの?と匂わせつつ、サイバーテロに両国が協力している事を世界に見せつけられれば、中国発のサイバーテロの数々もハネっかえりたちの仕業と出来ると思うよ。国家関与でなければ我々の関係は正常に戻る。だから協力して!

とりあえず中国は協力しなければならなくなるだろう。そうするとアメリカと情報を共有しなければならなくなる訳で、狙いはそこなのかと思います。あえて中国に協力を要請するあたりが、アメリカらしいです。

 

 

さてこの前の選挙で、ある意味エコノミスト達が権威失墜したかなと考えています。どうも我田引水的て冷静な議論は少ないと考えています。何か立場に固執しているように見えて、全般的な議論が薄いように感じられました。アベノミクス以降そう言った議論がかなり多かったのですが、選挙でかなり大きく振れてしまった嫌いがあります。

一番の問題は、国内問題だけに終始してしまったと言うのがあります。海外での動きを正確に国内とあわせて議論で来た人は少なかったのかと思います。例えば日本株の上昇と乱高下ですが、これは以外と国内売買で起きている様です。海外投資家は逃げ出しつつあると言います。この急上昇中の日本株からなぜ逃げ出すかと言えば、ドルで株を見ると膠着状態なのです。円安が進みすぎて、ドル換算の株高が相殺されて膠着状態に見えると言う物です。そして2期連続のGDPのマイナスです。まあこれを見れば逃げ出すのは当然です。海外投機筋が乱高下を狙って参入しているのが現状ということです。

それはそれでも、日本のマスコミにある超楽観論はある意味正しいです。国内だけを見ていれば間違いが無いと思います。身近なイオン指標でも、この土日は軽くクリアしました。いやこの土日までごった返さなければ、大不景気到来ですよ。後は23日か。ただ弱含みだと感じています。

理屈の上でも、景気は時間差があります。金持ちからはじまって貧乏に移る物です。そして景気は気分です。株高と言うのもそうですが、つい最近まで大手家電メーカーが倒産寸前だったと思えば、この状況に疑問を持つ人がいるのは正しいです。

 

 

原油安ですが、サウジアラビアの陰謀説を言いましたが、それ以上にアメリカのQE3の終了が大きく動いている様です。そして実際債券を売りはじめているのではないのか、という予測もありますし、実際そう動いている様です。

この状況で原油安になったのは、少し前にあった鉄鉱石などのコモディティ市場の下落と同じではないのかと言う考え方があります。

さてなぜ市中に貨幣が溢れていれば、株が上がるのかと言うのがあります。答えは金利が安くなり、お金を借りても株に投資した方がよくなるからです。政策金利もそうですが、更に貸し出しをしやすくするために銀行にお金をいっぱい与える訳です。銀行も使えるお金があるから貸し出す訳です。その最に信用のある人から貸し出して行きます。ただそれでもお金がある場合にはどんどん信用創造をします。貧乏人でも回収出来るようにシステムを作ってお金を借りれるようにします。行き過ぎたのがサブプライム問題でした。

お金を借りてでも、もうけようとする人がいる、そしてその数は多いこれが前提です。

アメリカでQE3が終了し市中に回る貨幣が減少するだろうと予測されています。そしてFRBが債券を売りはじめていると言う予兆が出ています。金利の上昇も考えられます。すると一番危険な所から資金が逃げ出す訳です。それがコモディティ市場であり原油だったと言う考えがある訳です。

逆にアメリカのQEがはじまった時に、東日本大震災があったのですがそれによる日本のファンダメントは考慮されないような円高になりました。本来なら円安になるのが、円高になったと言うのは「安全な資産」の日本円ではなく、投資対象が無かったと言うのが正しいのかもしれません。そしてこの頃から原発停止もありましたので、原油高も顕著になりました。多分ちょうどいい投機対象だったのかと思います。

それが中国の景気減速に伴って下がって行くにしても、動きとしてQE3の終了から始まり、FRBの債券売却の動きと連動しているのではないのかと言う人が現れている様です。

これが超悲観ストーリーです。問題になるのはアメリカのシェールオイルやガスを生産している会社です。それがジャンクボンド、つまり信用は無いが金利の高い債券市場で資金を集めていると言う事です。このままでは。ジャンクボンド債があおりを食らって暴落する可能性があると言う物です。シェール関連企業の倒産も起きるのですが、それ以前に債券市場全体に悪影響が出ると考えられます。

まあそうなったらさまよえるお金達は安全な港を求めて行く訳ですが、スイス銀行がマイナス金利を決行しました。最初っから防衛した訳です。

ちょっとありがたい事に、日銀の国債買い付けが安全な形で行われているにしても、額面がデカイので日本国債市場は崩壊しているとも言われています。なので、多分日本国債市場の影響は少ないと思われます。いい事ではないのですが、万事塞翁が馬ということです。とはいえ日本国債の中期までマイナス金利になれば、実は地方銀行の資産に傷がつく訳で、それは予断のならない事です。まあ無いと思うが。

と言う事で2015年は初頭からなにがあってもおかしくない。と言う当たり前の話なのですが、かなり極端な好景気論と大恐慌論が並んでいるのが、年末です。ただ不思議なほどに、マイナスの方に説得力があるのです。

 

 

粉雪が降っていました。それが道路を更に最悪にする訳で。