第十五章(6)
三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提
生きる事が愉しい、という境地。
それが「得阿耨多羅三藐三菩提」という意味になる。
通常では「無上の悟り・最高の真理」などと訳すようだ。
だが、それでは般若とカブるだろ。
説明として、その訳では変だろ。
字面や単語面ばかり追いかけるから、そういう訳を平気でする。
い、いや、訳者だって変だと思っているはずだ。
心経はマトモに訳せば、言葉がカブりすぎる。
説明になってないからだ。
それは、ゲンちゃん(玄奘)の仕掛けだ。
心経の心と同調しなければ、心経は訳せない。
理解しようとして、難しくしてはダメなんだ。
真理を追いかけると、心経は活かせない。
素直に同調すれば、優しい訳になる。
(もちろん、ワシは優しくない・・・)
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