第十五章(10)
三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提
生を愉しむとは刹那主義や享楽主義とは違う。
刹那は短いが一定時間の単位だ。
生を愉しむに時間は無い。
生きている全てが対象なのだ。
辛い事や苦しい事だって愉しみなんだぜ。
刹那主義や享楽主義は、苦しみや辛さからの反動だ。
苦しみや辛さから逃げた気になっているだけだ。
実際は逃げる事はできない。
それも生きているって事だからだ。
苦しみから逃れる事はできない。
だが、正面から愉しむ事はできるんだなぁ。
生きていれば・・・。
ブッちゃんは苦しみを救おうとして修行に入った。
そして気づいた。
む、無理だな・・・。
だが、苦しみを抱きしめる事はできる。
慈悲という意識でなら。
そして、生きている全てを愉しむ事もできる。
その事を伝えだした。
それが、仏教といわれるものだ。
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