社会的、家庭的には問題があった父。
そんな父にも国は容赦しない。
軍属ということで、ニューギニアあたりに飛ばされた。
詳しくはないが、切れ切れの話は聞いている。
日本中のオトコは、とても悲惨だったのだ。
税金で命令する側は、安全なところにいたが。
兵士として徴収されたオトコの日本人犠牲者。
およそ280万人(とてつもない犠牲だろ)。
軍属、空襲、原爆、その他を合わせると330万人くらいか。
戦死というかたちだが、飢餓死がほとんど、ともいわれる。
とても、とても悲惨な戦争に出されたのだ。
愛する人達を守る為、と大義名分されたら、ほとんどが従う。
父が配属させられた地も例外ではない。
物資がない状態で、置いてけぼりだ。
兵士を支援する従軍だから、より格下なのだ。
当然、飢餓状態は日常。
人の生死は、僅かな差で分かれる状況が続いた。
父は性格に問題があるのか、幸運の持ち主ではない・・・
だが、強運の持ち主ではあったようだ。
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