カルテ番号 く・6(7)
「次はいつ来たらいいですか?」
この質問もよく受ける。通常の治療院は次回を予約するのだろう。
だが、風間陽水は詰めてしなくては厳しい病以外は特に次回を決めない。
「来たいと思ったら連絡下さい」
完治するには何回か治療の必要がある人にも同じ言い方だ。
ある意味、無責任。
風間陽水は思う。治すのはその人の意思だ。
治すには自分の病と意思と正面から向き合って決めるのが大切なのだ。
治療者側から言われて来るのと、自分から来るのでは回復度が違う。
それに、病を完治させるも中途半端にするのも人生だ。
どちらも大切な体験が出来る。
黒沢典孝は頭痛が無くても来ようと思った。
まだまだ聞きたい事が沢山ある。
どうやら自分の霊に対して、ほとんど無知だったかもしれない。
そして、通常の情報も同じようなものだ。
だが、風間陽水はもっと大きく多くを知っている。
おそらく臨床から知った事が沢山あるのだろう。
そういう事を知りたい。
次の日から快適な日常が続いた。
頭痛が無いだけで、とても快適なのだ。
間を置かないで行こうと思っていた風間陽水の治療院にも連絡せず月日が過ぎていった。
担任を持っている教師は、しようと思えば時間が足りないほどの仕事がある。
生徒達の補助になるモノは担任が作り出す。
一人一人の記録や変化のデータは時間がかかるが、教師としての愉しみでもある。
そして、一か月はたちまち過ぎた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始