カルテ番号 け・9(7)
見城弘子は今までのわだかまりを風間陽水に話し終えたら、解った。
足を元に戻したくて、12年間いろいろ試してみたが、そうではなかった。
本当は胸のわだかまりを無くしたかったのだ。
本当は足が元に戻ることは、とうに諦めていた。
自分が招いた結果だ。
ただ、本当の事を誰かに話したかった。
「先生、足は治らんでもいいよ。何だかスッキリしたで」
風間陽水は笑顔で言った。
「見城さん、完全に元に戻るには時間がかかるけど、今までよりもずっとよくはなりますよ」
見城弘子は風間陽水が気安めで言ってくれているのだと思った。
「そうかね。少しは楽になるかね」
「見城さんが、自分で治るカギを回しましたからね」
身体はいつでも治る方向にいる。
ただ、その力を邪魔するものがある。
例えば、生活習慣や勘違いや無知による行動。
そして、霊障もある。
だが、最大は本人の意識だ。
それも新たな意識が必要なのではない。
こだわっていた意識を外すだけで、回復力は大きな力となり身体を変える。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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