水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・94」

2014-01-19 19:00:46 | Weblog



カルテ番号 く・6(10)

「霊も一応同じ仕組みですが、幅があります。帯と考えればいいです。
近周波数まで反応すると思って下さい」
霊というと妖しげで信じる、信じないの世界だが、この説明なら納得できる。
「霊と霊なら類は友を呼ぶとして、似た者同士の交流しかできませんが、人は違います」
「人の本質は霊である、という考え方もありますね」
「そうかもしれませんが、誰も証明できない。否定も肯定もできない話です」
変なところはハッキリしている。

「肉体はとても幅広い周波数と交流できる器です。
それがこの世にいる理由かもしれませんが、これも仮定の話です」
黒沢典孝はワクワクしてきた。
「具体的にはどういうことになるのですか?」
「下品な私と、とても上品な高貴な方とが触れ合える、交流できるということです。
これが霊と霊なら交流は不可能になります。
つまり、この世の物質界というのは、とても珍しい世界だといえるでしょう」
「先生も冗談を言うのですね」
「冗談もダジャレも好きですが、下品は冗談ではないです。
下品に生きる、というのは私の目指す生き方ですから」

黒沢典孝は風間陽水と個人的な知人になりたくなった。考え方が面白い。
「すると、霊と人とはどうなるのですか?」
「霊は身体がありませんから、一番触れ合いやすいのが近周波数の人です。
霊のこだわり、未練が恨みなら、恨みを常に持っている人と同調しやすいわけです」
「でも、人の心は幾つもの種類を同時に持っていますよ。恨みもあるけど優しさもある」
「そうです。だから、こだわって持っている周波数ということになります」
黒沢典孝は思った。
自分の頭痛が霊障ならば、自分は何にこだわっているのだろう。


(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする