水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・102」

2014-01-27 19:36:18 | Weblog




カルテ番号 け・9(5)

幹事でもある夫に、ある日手紙が届いた。
戦友会の一人が亡くなり、残された奥方からの手紙だった。
生前の親交の礼と、今後も変わらぬ付き合いをお願いします、という型通りの内容だ。
それを大切な書類入れに入れておいた。
普通は夫の持ち物を覗くことなどしない見城弘子が、手紙を開いた。

言葉は出す側と受ける側では、受ける側で内容が決まる。
固定概念として、出した側の意図が真実だとされるが、それは机上論。
机上論は正論かもしれないが、現実に適さない事が多々ある。
第三者あるいは実情をよく知る者にとっては、型通りの文章だ。
ところが、その時の見城弘子は違う受け取りをしたのだ。

感情と理性。
常に優勢なのは感情だ。
そして感情は行動を支配するだけでなく、肉体も支配してしまう。
それまでの見城弘子は女としての感情は乏しい方だった。
夫に恋慕も嫉妬もなかった。
それが、イキナリの嫉妬感情が沸き起こったのだ。
感情は、理屈ではないところから沸き起こる。


(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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