カルテ番号 た・21(4)
その流れで話題は年老いた話が続く。
身体のあちこちにガタがきている。
いろいろな機能が衰えた。
何事もやる気が起きない。
病気で来られない同級生の話。
そして、鬱になった話が出た。
「おい、田原、お前みたいに定年後何もしてないと鬱になりやすいらしいぞ」
実は思い当たる。
僅かの期間で自分の気持ちが萎えている自覚がある。
どんどん、明日に伸ばし、外に出るのもメンドウになった。
そうか、それと並行して物忘れがひどくなった。
女房も名前が出てこない、とはいう。
だが、二人して思い出そうとすると、必ず女房が思い出す。
自分の方が記憶力は良いはずなのに、思い出せないのだ。
「それにしても幹事の鈴木はさすがだな。よく動くし気が利く」
「バリバリの現役で働いているからな」
「再婚相手が20歳年下だしな」
「子供は小学校に入ったばかり」
「大変だ、と思うよりも、張り切っていて羨ましいよ」
そうだったのか。何も知らなかった。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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