カルテ番号 ほ・19(12)
マットに仰向けになり、頭を触られた。
「この頭痛はいつもですか?」
院長は触ってから10秒もしないうちにそう言った。
頭痛はある。
だが、誰にも言ったことはない。
元夫も御主人様でさえ知らない事なのに・・・
「はい。時には痛み止めを飲む時も・・・。
でも、どうして判るのですか?」
院長は少し困った顔をした。
「いえ、そんな気がしただけです」
確信をもって言っていたのに、何故か誤魔化している。
「この頭痛は、何か悪い病気ですか?」
「腫瘍があるとか、血管が詰まっているとかという事は無いでしょう。
肉体的には大丈夫だと思いますよ」
「どうして判るのですか?」
本庄瞳は再び同じ質問をした。
院長はまた少し困った顔をした。
そして、諦めたように言った。
「本庄さん、私は心を読むわけでも身体を透視しているわけでもありません。
氣という見えないモノを扱いますが、それだけです。
極普通の人間で、特殊な能力などありません」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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