水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1169」

2017-01-26 18:46:06 | Weblog



カルテ番号 り・1(37)

静はそういう院長はどうなのだろう?と思った。
「先生は患者さんの悪い所がわかるのでしょ。
やはり、知らないふりをしているのですか?
それとも、本当の事を知らせるのですか?」
院長は少し困った顔で言った。
「ケースバイケースです。
私は相手を患者とは思っていません。
依頼者として接しています。
そして治療師ですが、医者ではありません。
必ずしも、病気を治すのが仕事ではないのです。
相手の生命力を活性し、明るい方法で歩いて欲しいのです。
その為には、知った事を教えなかったりもします。
もちろん、私の感覚で、と説明して、そのまま伝える事もあります」

患者でなく、依頼者?
医者ではないが、治療者?
教えたり、教えなかったり?
この院長の言う事が、よくわからない。
ただ、どうやら真摯に相手の生き方を尊重しているようだ。
病気よりも、生き方を重視している、という事なのだろうか?
院長が笑って言った。
「嘘もつきますよ」

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