ある気功師・116
幾つもの出来事や幾人もの人と出会った。
この研修所の管理人夫婦とも個人的に親しくなった。
T夫婦、特に夫人のTさんとは気が合ったのだろう。
その後数年、手紙や食べ物などを送ってもらった。
優しく、面倒見の良いTさんだった。
Tさんは乳癌の末期だった。
治療の方法が無く、最後に故師匠と出会ったのだ。
定期的に故師匠の治療を受ける必要があった。
故師匠は管理人として生駒研修所で雇ったのだ。
そういう重病人を故師匠は沢山雇っていた。
単に治療をしただけではないのだ。
その後の人生まで引き受けていた。
もちろん、全員ではない。
お金も仕事も出来ないが、どうしても治療を受けたい。
そういう決意をした人に手を差し伸べる。
その事はとても大きく大切な意味があった。
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