ある気功師・542
身体に触れる事が出来るようになって更に回復は進んだ。
そこで病院に行って検査をしてもらう事にした。
前の担当医は内心びっくりしていただろう。
生存3ヶ月と判断した相手が別人のようになって来院したのだ。
結果は正常値よりもやや悪いとはいえ、特に投薬指示も無かった。
本人もこのまま正常値まで戻る手応えがあるのだ。
性格として仕事に夢中になるタイプだ。
油断すると顔色が悪くなるから治療は欠かせない。
週の回数は減ったが、治療はずっと続けていた。
世話好きなのもあり、野菜や食べ物や小物など何かとお土産にもらった。
Ｅさんの母親も世話好きだった。
私の夕食も何度も作ってくれ、まるで家族のようにしてくれた。
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