水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「迷想中・迷走中・931」

2023-07-21 20:40:47 | Weblog


ある気功師・536

難しい病からの回復には未来への希望や夢も大きな力となる。
夢を優しく表現するなら、嬉しさや愉しさや気持ち良さだ。
決して誰もが認める社会的意義があるモノではない。
個人的な生命が喜ぶモノが、夢というのだ。

そしてそれはお金では買えないモノだ。
高い家や車など金で買えるモノは夢ではない。
また他の人が羨む地位や数字の記録も夢ではない。
夢は自分の生命の道の上にあるものなのだ。

病にならなければ気づけない事は多々ある。
その一つが自分の仕事だ。
仕事が出来る事が、何と嬉しい贅沢な出来事。
普段では味わえないが、大きな病をすると気づく。
そして仕事自体が、大きな希望や夢となる。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・930」

2023-07-20 21:09:22 | Weblog


ある気功師・535

その痛みはほとんど無くなり、直接触れても熱い感覚になった。
ある日治療後にEさんと母親は温泉に行くこととなった。
近くに日帰り温泉施設があるのだ。
次の日、Eさんは笑いながら言った。

服を脱いだら身体中手の痕があった。
事情を知っている母親はいいが、他の人は驚く。
夫から家庭内暴力を受けていると思われたのだ。
だが本当の話など更に理解してもらえない。

5ヶ月で変わったのは痛みだけではない。
朝、従業員が来る前に起きる事が出来るようになった。
そして一日中仕事が出来るようになった。
好きで始めた仕事だ。
仕事が出来るのは生きる希望とも重なった。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・929」

2023-07-19 22:26:42 | Weblog


ある気功師・534

初めて触れた私の手の感想は、熱い、だった。
とても熱い、火傷する熱さだと言った。
火傷とは少し違うが、実際に火傷痕のようになる。
手の形がそのまま痕に残るのだ。

痕は数時間続いた。
本当の火傷とは違い、皮膚がダメージしていない。
一晩寝れば白い肌に戻る。
そして、次の日も同じように手の痕が残るのだ。

Eさんの気功に対する反応は強烈だった。
5ヶ月前は釘を打ちこまれるような痛みだった。
手を引くと肉をもぎ取られるような痛みだった。
毎日、あまりの痛さに泣きながら帰った。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・927」

2023-07-17 20:17:12 | Weblog


ある気功師・532

Eさんの家族は一つにまとまっていた。
全員が半分あきらめかけたEさんの命の行方だ。
私のような怪しげな治療者にかけてくれた。
それは回復の変化を伴い4ヶ月を過ぎた。

まだ手を触れる事は出来ないが、10センチまで近づいた。
空咳は相変わらずだが、痛みはずいぶん小さくなった。
皮膚は更に変化していた。
治療前と後では明らかに違ってきた。

仕事量が増えたのもあるが、治療前は黒く疲れた肌だ。
それが治療後は白くなる。
その変化に家族は驚いてくれた。
この頃からもう一つの皮膚変化があった。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・926」

2023-07-16 21:01:53 | Weblog


ある気功師・531

家族、家庭は様々だ。
誰でも何か問題を抱えているものだ。
それらは他人と比べるものではない。
それでも表向きは普通の顔をしている。

難しい病や複雑な病を持つ家族。
私のように関わると、その環境状況を知ってしまう。
すると、どうしても表の奥や裏の顔を垣間見てしまう。
そこには複雑な感情が混じり合っている。

時には家族がバラバラになる。
時には家族のまま憎しみ合ってしまう。
あるいは、憎しみが先でそれが病の一因となる。
夫婦は時に憎しみのまま暮らしている事がある。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・925」

2023-07-15 20:57:27 | Weblog


ある気功師・530

家族が全員で治療に積極的になる。
これは難病、奇病、重病からの回復にとても重要だ。
一家、あるいは夫婦が一緒に病に向かってくれる。
それが難しい状態から抜け出せる一つのカギでもある。

その逆のケースもあった。
しかも幾つもあった。
しかもしかも変化が明らかに出ているのに、だ。
治るのが迷惑かのようだった。

生命のかかった病だった。
だから変化が出て本人はとても希望が湧いた。
ところがその配偶者は私に治療を止めてくれと言う。
夫の時も、妻の時もあった。
まるで相手の苦しみ、あるいは死を望んでいるかのような。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・924」

2023-07-14 20:28:49 | Weblog


ある気功師・529

お昼前に起きる事ができるようになった。
やがて11時に起きられるようにもなった。
そして10時に起きられるようになった。
午前中の仕事が少し出来るようになった。

まるでゾンビのように土色だった肌も変化があった。
薄皮一枚ずつ剥がれるような変化だった。
それでも初めて出会った頃に比べるとかなり肌色になった。
時には顔がちょっと浅黒い普通の人のようになった。

Eさんの夫は同じ部屋で書類仕事をしている。
ある組合の役員もしていて結構デスクワークがあるようだ。
その夫さんは気功を受けているわけではない。
だがEさんほどではないが、空咳をしたり身体が熱くなったりする。
同じ空間にいると影響があり、急にねむくなったりもしていた。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・923」

2023-07-13 21:20:03 | Weblog


ある気功師・528

治療終わりに合わせて、70代の母親が夕食を作る。
私の指示通りにEさんには別料理を作ってくれた。
とはいえ、夫には肉料理などがプラスされるだけだ。
それまでよりも時間に余裕が生まれ、就寝時間も多くなった。
回復において寝る時間は多めにとってもらう。

医者から言われた三ヶ月が無事すぎた。
まだ私の手は触る事ができない状況だった。
それでも様々な変化がどんどん起こっていた。
その一つが朝の寝起きだ。

自営は元々Eさんが始めた仕事だ。
早起きし、職場の掃除、段取りをして従業員を待つ。
ところが病が重くなるにつれ、朝起きられなくなっていた。
私のところに連絡があった頃は昼前に起きられなくなっていた。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・922」

2023-07-12 20:35:07 | Weblog


ある気功師・527

本人も家族も治療に必死だった。
だから気功以外でも私の指示を本気で実行した。
まず血圧を下げなければ私も心配のままだ。
いろいろ日常の話を聞いて、改善点を言った。

酒とタバコは完全に止めてもらった。
肝臓に負担をかけられない。
食事も血圧が安定するものに変えてもらった。
塩分控えめ、野菜中心、肉類は青魚などだ。

一ヵ月ほどで血圧は160台になった。
140以下になるまでは安心できない。
その為もあるが、治療後の外食を控えてもらう。
今まで来院してもらったが、私が出張する事にした。
家に併設した自営の職場なので、仕事終わりからすぐできる。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・921」

2023-07-11 20:49:47 | Weblog


ある気功師・526

私が近づく時も意識してゆっくり動く。
何気なく手を動かすと激痛になるからだ。
それでも、つい動かしてしまう事がある。
手が近づく時は、釘を打ち込まれるようだ、と言った。

20センチほど離している手だが、より手を離す時がある。
Eさんから離れる時などである。
それも急に動かすと悲鳴を上げる。
肉をもぎ取られるようだ、と言っていた。

Eさんの本来の性格は明るく人懐こいほうだ。
次第に私への言葉使いも馴れてきた。
私がつい手を動かすと、悲鳴の後で叱るようになった。
そっと動いて、って言ったじゃない!


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする