タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

蓮のかを 目にかよはすや 面の鼻  (松尾芭蕉)

2013-07-08 | 植物

出雲市の荒神谷で1984年(S59)に、弥生時代の祭りの道具(銅剣358・銅鐸6

・銅矛16)がまとまって発掘されされてから、かれこれ約30年になります。

「なぜここに? これだけ多く?」の青銅器が、集めて埋められたのか、それは今も

謎です。

この一帯は「荒神谷遺跡公園」として保存され、博物館の前の蓮池には、いま丁度

「二千年ハス」が、ピンク色の柔らかな優しい花をたくさん咲かせています。

このハスは、1951年(S26)、千葉県内で丸木舟が出土し、大賀博士(岡山出身)

によって、舟と共に出てきたハスの種を発見されものです。

その種の一部が、博士の好意によって、本県大田市に贈られ、この島根の地におい

て現代に甦ったものです。

古代ハスが初めて花開いたのが、1965年の奇しくも博士が亡くなられた、その日だ

つたという、センセーショナルな出来事として、当時大きな話題となったものです。

古代ハスの花咲く季節に、この出雲の地(荒神谷)に佇むと、ほんとうに神の存在を

身近に感じることができる様な気がします。

           ~今日も良い一日であります様に~