このところ冬将軍の襲来で、里の紅葉もすっかり葉を落とし、冬支度に大忙しの様です。
街では、公園や庭先の花々も少なくなってしまって寂しげな風情、そんな中で庭の「侘助」椿の花が、ひっそりと咲き
出してきました。
純白の「白侘助」も、ピンク色の「姫侘助」も、「太郎冠者」も、小振りで一重の素朴な花、茶道では「茶花」とし、我
が家でも抹茶を点てる際には、一枝摘んで床の間に活け、゛侘び寂゛を演出して楽しんでいます。
これから、季節が本格的な冬に向かうに従って、寒に耐えて咲く水仙の花や、椿の花が孤軍奮闘し、春が来るまで
のしばしの間、殺風景な野山や街に、彩りを添えてくれます。
今日も良い一日であります様に
南こうせつ「神田川」