伝説の美女『イングリッド・バーグマン』主演の『ガス燈』が、BSで放映されていたので久し振りに観る
気になりました。
彼女は生涯に三度のアカデミー賞を受賞してをり、ハリウッドの往年の大スターの一人でもあります。
『ガス燈』の他にも、『カサブランカ』や『誰がために鐘は鳴る』『別離』『オリエント急行殺人事件』など多
くの優れた作品に主演し、1940年代から1980年代にかけて、‘映画らしい映画‘の世界で活躍した人
ではなかったのかと思ったりします。
映画『ガス燈』は、霧深いロンドンの夜の街角に灯る、ガス灯の明かりがおりなす、‘光と影‘をモノクロだ
からこそ出せる、幻想的な雰囲気の中で演出されている秀作だと思うのですが。
~あらすじ~
有名歌手である叔母に育てられたポーラ(イングリッド・バーグマン)は、声学の勉強の為にイタリアに留学す
ることになっていた。
しかしそんな矢先に、叔母は何者かに殺され、犯人も捕まらない。(叔母が身に付けていたダイヤは何処に・・・)
傷心のまま旅立ったポーラだったが、旅先で作曲家のグレゴリー・アントン(シャルル・ボワイエ)と恋に落
ち結婚してしまう。
ロンドンに戻ったポーラは、グレゴリーと共に叔母の家に住み始めたのだが、この頃から、ポーラは物忘れ
が激しくなっていく。
ある日、ハンドバックに入れたはずの首飾りが紛失、また音楽会の会場では、夫が懐中時計が紛失したと
言いながら、ポーラの持っていたハンドバッグの中から取り出して見せる。
グレゴリーは、ポーラが自分のしたことを少しも記憶していないと、言ってことごとに彼女を責め立てる。
次第に自分の精神状態に自信を失って行くポーラ、夜ごとに‘ポッ‘と薄暗くなるガス燈の光や、天井に聞
こえる奇怪な物音も、自分の精神が衰えているための、幻想や錯覚かと焦燥感にかられて行くのだった。
夫グレゴリーは、そんなポーラを病院に隔離しょうと画策するのだった。
次第に精神的に追いつめられて行くポーラだったが、こんな時ポーラを助けてくれたのが、キャメロン(ジョセ
フ・コットン)だった。
そして、次第にキャメロンの謎解きが始まって行くのだった。
・・・・・犯人が捕まった後のラストシーンで、ガス灯の明かりも霧にむせぶ暗い街角を見下ろしなが、『暗い
はねぇ・・・・・ でも明るい朝が必ずやって来る。 そして闇夜の暗い記憶を消してくれる・・・』と、ポーラは
ぽっりと呟くのだった。
最近、ちょっと元気のないミカ嬢、夜は7:00には床に就く様になりました。
小野りさ:Fly Me To The Moon