~今描きつつある「カラスウリ」の絵~
健康面の事もあって、長い間脱会していた日本画教室にも、9年振りに再デビューを果たしました。そんなことから、ここのところS県総合美術展への出品に向けて、日本画の制作(50号)に掛かり切っていましたが、これが一段落したため、引き続き20号の制作に取り掛かっております。 モチーフは私の好きな「カラスウリ」を描いています。 日本画の技巧的な事も、忘れてしまっている部分があって、思い出し思い出ししながら、徐々に勘を取り戻しつつあると言ったところです。
中原中也詩集より
「秋の日」
磧(かわら)づたひの 竝樹(なみき)の 蔭に
秋は 美し 女の 瞼
泣きも いでなん 空の 潤み
昔の 馬の 蹄(ひづめ)の 音よ
長の 年月 疲れの ために
国道 いゆけば 秋は 身に沁む
なんでも ないてば なんでも ないに
木履(ぼくり)の 音さえ 身に 沁みる
陽は今 磧の 半分に 射し
流れを 無形(むぎやう)の 筏は とほる
野原は 向ふで 伏せって ゐるが
連れだつ 友の お道化た 調子も
不思議に 空気に 溶け 込んで
秋は 案じる くちびる 結んで
少し難しい詩ですが、とてもリズム感の感じられます。 秋の日に友と連れ立って、川原土手の並木道を歩いているのでしょうか。 「女の瞼 空の潤み 馬の蹄」は、自身の幻想か回想なのでしょう。 また「木履(ぼくり)」は、きっと女の履いている下駄の事でしょう。 河原の半ばまで陽が射し、半分は蔭になっていて、その蔭になった流れを筏が、ゆっくりと通り過ぎて行く、その筏は、ただの木で組んだだけのもの、それは詩人自身の姿を意味するのではないのでしょうか。 友は冗談でお道化て見せるが、「秋はきっぱりと唇を結んで、思索に更けるように息づいています。
今日は長崎の歌をUPして見ました。
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/jwK-RiYXc-4" frameborder="0" width="560" height="315"></iframe>
瀬川瑛子:長崎の夜はむらさき
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/VPrKdVswN8s" frameborder="0" width="560" height="315"></iframe>
長崎の鐘:由紀さおり・安田祥子
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/mmcZrfsfTIc" frameborder="0" width="560" height="315"></iframe>
前川清:長崎は今日も雨だった