タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

朝の海 むかしも今も 寄する波

2013-07-09 | 風景

「早起きは気持ちが良い」今朝は気が向いて海に向かって見た。

ここは島根半島の小さな漁村、早朝の漁に向かうのか、漁師さん

が船を海に入れるため、海中にせり出した「船入れ」(上げ)場?

で忙しく立ち働いている。

今日は、またまた暑くなるのか、空は薄く朝焼け雲が出ている。

今は本当に少なくなってしまった専業の漁師さん、昔はここから随

分多くの漁船が船出し、随分多くの魚(魚種も)が水揚げされたこ

とだろう!

板子一枚命を懸けて、多くのおやじたちが、漁師で子供達を育てて

きたことか・・・・

入江の沖合いには、魚の養殖用の生け簀?が浮かんでいる。

今は、こんな田舎町も、獲るだけの漁業から、生み出す漁業に代わ

ってきた証なんだろうと思う。

そんな事を思いながら、今日は朝一番海の綺麗な空気を胸一杯吸っ

てきた。

        ~今日も良い一日であります様に~

 

 

 


蓮のかを 目にかよはすや 面の鼻  (松尾芭蕉)

2013-07-08 | 植物

出雲市の荒神谷で1984年(S59)に、弥生時代の祭りの道具(銅剣358・銅鐸6

・銅矛16)がまとまって発掘されされてから、かれこれ約30年になります。

「なぜここに? これだけ多く?」の青銅器が、集めて埋められたのか、それは今も

謎です。

この一帯は「荒神谷遺跡公園」として保存され、博物館の前の蓮池には、いま丁度

「二千年ハス」が、ピンク色の柔らかな優しい花をたくさん咲かせています。

このハスは、1951年(S26)、千葉県内で丸木舟が出土し、大賀博士(岡山出身)

によって、舟と共に出てきたハスの種を発見されものです。

その種の一部が、博士の好意によって、本県大田市に贈られ、この島根の地におい

て現代に甦ったものです。

古代ハスが初めて花開いたのが、1965年の奇しくも博士が亡くなられた、その日だ

つたという、センセーショナルな出来事として、当時大きな話題となったものです。

古代ハスの花咲く季節に、この出雲の地(荒神谷)に佇むと、ほんとうに神の存在を

身近に感じることができる様な気がします。

           ~今日も良い一日であります様に~

 


柔らかな 陽射しを受けて 船しずか・・・

2013-07-05 | 風景

先日来の雨が上がり、久し振りに午後の陽が差してきました。

島根半島のとある入江に、ヨットがただ一隻、静かに係留され

柔らかい陽を受け、休んでいました。

とても印象的な情景だったので、いつも携帯しているのスケッ

チブックを、急いで取り出し、マジックペンで走り描きして帰りま

した。

「そのときの情景」を、思い出しながら色を載せていくのも、また

楽しいものです。

             

              ~今日も良い一日を~

 


「花もなくしげれる 草の桔梗こそ いつの時世に花の咲らむ」

2013-07-04 | その他

桔梗(キキョウ)の花が毎年、前庭の片隅に一株だけ沢山の花を着けますが、今年

は玄関先のアプローチ脇にも、ほんの一枝(一輪)咲いていました。

薄紫の高貴な色の上品な花ですが、もともとが野に咲く花なので、人知れず「慎まし

やかに咲ている」と言うところでしょうか。

「万葉集」に出て来る朝貌の花(あさがお)は、桔梗だとする説がありますが、「源氏

語」には、

~心細き住まいのつれづれなれど、住みつきたる人びとは、ものきよげにをかしうし

 て、垣ほにゑたる撫子もおもしろく、女郎花<桔梗>など咲きはじめたるに・・・~

と詠われ、「朝顔」と「桔梗」は、はっきりと区別されています。

この桔梗(キキョウ)の花、古くから短歌・絵巻(物語)、句などに良く登場しています。

そう言えば以前に見た、源氏物語の作者紫式部の旧邸跡、京都「虜山寺」の桔梗

庭(以前、UP済み)も、今頃がちょうど見頃ではないでしょうか?

しかし・・・この桔梗の花には、哀しい伝説も残されています・・・

佐倉市・将門町に伝わる「桔梗塚」は、先頃まで某局の大河ドラマ「平将門」の、愛

の墓であるとされ、伝説では「桔梗」の裏切りによって将門が討たれたため、この

地では桔梗の花は咲かない、との言い伝えが今も残されている様です。(桔梗塚伝

説は各地残されてはいますが・・・)

因みにこの伝承塚には、

「花もなくしげれる 草の桔梗こそ いつの時世に花の咲らむ」と記されており・・・何

れにしても、いつの世にも花々は人々の生活に深く溶け込み、歴史を残している様

です。

          ~今日も良い一日であります様に~


水面に 木々の緑を 映す堀。

2013-07-03 | 風景

昨日のスケッチに色着けて見ました!(ちょっと雑だね~)

島根県庁々舎北側脇に木橋が架かっている、これがその昔「御廊下橋:千鳥橋」

と呼ばれていた、三の丸御殿(松江城の中心部)につながる非常に大切な橋。

この橋は、元々、屋根付きでもう一つ風情のある橋だった様である。

ここを通り掛かると、季節、季節に水面に木橋と、両サイドからせり出した木々の

葉(若草・緑・オレンジ・赤色)を映し、大変素敵な絵になる情景を醸しています。

秋の紅葉時期もまた良いものです・・・・・・

先日スケッチUPしたヤマモモの一枝です。 子供の頃、家の横の谷川沿いにヤマモモの大木があり、夏休みにはこの木に登って、おやつ代わりに食べていました。 そうそう、この木の下に架かった木橋が、アイスクリーム売りのおじさんの売り場になっていて、買いに来る人を観察して見るだけで、のんびりした景色の中にも、様々な人生模様が透けて見えました。 そんなことを思い出しながら、ヤマモモの実を口にすると、あの昔懐かしい味が甦ってきます。

       健康が一番です。 がん検診は必ず受けましょう

 

 


水面に 木々の緑を 映す堀。

2013-07-02 | 風景

島根県庁々舎北側脇に木橋が架かっている、これがその昔「御廊下橋:千鳥橋」

と呼ばれていた、三の丸御殿(松江城の中心部)につながる非常に大切な橋。

この橋は、元々、屋根付きでもう一つ風情のある橋だった様である。

ここを通り掛かると、季節、季節に水面に木橋と、両サイドからせり出した木々の

葉(若草・緑・オレンジ・赤色)を映し、大変素敵な絵になる情景を醸しています。

一度スケッチをしてみたいと思っていたので、ちょっと墨で濃淡を付けてみました。

   愛犬ミカちゃん「カラーの花はどうでも良いから、水が飲みたな~」と訴えています

            ~今日も良い一日であります様に~

 


7月1日(月)のつぶやき

2013-07-02 | 植物

石垣に 可憐な赤い 花や咲く。 

2013-07-01 | 風景

松江城(千鳥城)の東側杉木立の中を進んで行くと、比較的小振りな石を積み上げた、

幾重にも重なる(くねくねとカギ状に曲がった:敵に横矢を仕掛ける)「野面積」の石垣群

に出会う。

これは本丸(天守閣)の北側に位置する、「北口門」跡に至る石段であり、籠城時、正面と

この裏を破られたら、万事休止、落城と言うところか・・・

散策の途中、ここに差しかかった時、学生(学者?)風の外人の方が、石垣をカメラに何

枚も収め、ノートを取り出して一生懸命にメモを取っていた。

城郭と石垣は切り離せないもの、この外人さんも日本の城に、興味を持ち、研究している

のであろうか。

少し話がして見たかったが、何しろ当方「外国語ダメ人間」なので、それもできずとても残

念!

城と石垣には、当方も大変関心があって、旅をした時には、よく城(石垣)を見て歩く様に

している。

千鳥城は築城から400年、苔むした石垣の隙間隙間に、鮮やか赤紫色の「ムラサキカ

タバミ」の花が、昔を偲ぶように咲いていました。

       ~北口門へ至る石垣を、くねくね曲がって上って行くと、本丸裏に辿りつく~

             石垣の隙間に咲く、ムラサキカタバミの可憐な花


石垣に 可憐な赤い 花の咲く。 

2013-07-01 | 風景

松江城(千鳥城)の東側杉木立の中を進んで行くと、比較的小振りな石を積み上げた、

幾重にも重なる(くねくねとカギ状に曲がった:敵に横矢を仕掛ける)「野面積」の石垣群

に出会う。

これは本丸(天守閣)の北側に位置する、「北口門」跡に至る石段であり、籠城時、正面と

この裏を破られたら、万事休止、落城と言うところか・・・

散策の途中、ここに差しかかった時、学生(学者?)風の外人の方が、石垣をカメラに何

枚も収め、ノートを取り出して一生懸命にメモを取っていた。

城郭と石垣は切り離せないもの、この外人さんも日本の城に、興味を持ち、研究している

のであろうか。

少し話がして見たかったが、何しろ当方「外国語ダメ人間」なので、それもできずとても残

念!

城と石垣には、当方も大変関心があって、旅をした時には、よく城(石垣)を見て歩く様に

している。

千鳥城は築城から400年、苔むした石垣の隙間隙間に、鮮やか赤紫色の「ムラサキカ

タバミ」の花が、昔を偲ぶように咲いていました。

       ~北口門へ至る石垣を、くねくね曲がって上って行くと、本丸裏に辿りつく~

             石垣の隙間に咲く、ムラサキカタバミの可憐な花