実はこのワットプラバートナンプーには お寺という他にもうひとつの顔があります。
今回、内容が内容だけに、ストレートな画像、文章表現は避けたつもりですが、ご覧になられる方によっては ショッキングな内容を連想させるに至る写真、文面が見受けられることをご了承の上、ご覧下さい。
家族や病院に見放された、HIV感染者やエイズ患者の方々ためのホスピスを運営している事でも有名なのだそうです。日本のNHKも取材に来たとか。
山門を入ってすぐ
こういったオブジェが目に飛び込んできます。
運営は寄付金で賄われ、白いシャツを着たボランティアの方々が参拝客の誘導をしたり、患者の方々のケアを行ないます。この日は白人のボランティアの方を御見受けしました。日本からも、医療関係者の方や、学生さんがお見えになるようです。
お寺の境内の一角に
ホスピスはありました。エイズ患者の方が入り口近くに腰を下ろしていました。この棟は、重症の方を収容しているらしいのですが、中を少しだけのぞいて見ると、入り口近くは患者さんの食堂として使われていました。
エイズ未発症または軽症の方々が暮らしている建物。
最近できたと思われる建屋。窓越しに中をのぞきましたが全て空室でした。ストレッチベッドやロッカーがありましたので面会に来た家族と過ごされる為の部屋ではないでしょうか。
これも最近できたと思われるもの。なくなられた方々の体の一部をホルマリン漬けにして展示してあります。床がピカピカでした。
ライフミュージアム。故人またはご遺族の意思によりなくなられた方々のご遺体が展示されている。
ご遺体の横には、故人の生前の写真と、生い立ちを記したパネルが添えられている。この方は性風俗産業に従事し、29歳でなくなられたそうです。エイズ撲滅キャンペーンに役立ちたいと、生前より展示の希望があったとの説明がありました。
外国の方のご遺体もありました。アフリカ系の男性。
ご遺体は子供さんのものもあり。ご遺体の状態はいわゆるミイラ状で、ガラスケースに入ったもの、防腐液につけられたもの(液が白濁しており、ご遺体は見えない)が一部ありますが、ほとんどはそのまま添え木にもたれかけたようにして展示してあり、触れようと思えば触れられます。展示状態は故人のご遺志によるものと思われます。
引き取り手のないご遺灰も袋に入れられて、展示されていました。
ライフミュージアムと短い渡り廊下でつながった施設。中に入ると、椅子に性転換者の元男性が座っており、「コップンカー」と挨拶をしてくれました。身振り手振りの説明から、火葬場である事が判明。タイでは火葬場というものがなく、お寺の敷地内に火葬炉が設置されており、普通は1基ですが、ここは5基ありました。元男性にお礼を言って、「写真撮っていいですか」と聞いたら「ダ~イ(いいよ)」との返事、外から撮影させていただきました。
この元男性、所在なげに座っていたのですが、この後入ってきた団体客に何か説明をしていたので、ボランティアガイドをされていたのでしょう。かなりだるそうにしていたので、この元男性も患者さんなのかもしれません。
引き取り手のないご遺灰で作られたオブジェ。
お寺の前はのどかな田園風景が広がります。
ご遺体やご遺灰の取り扱いかたを見ても想像がつくと思いますが、このホスピスの運営方法をめぐって批判があるのが現実です。しかし、このホスピスにはたくさんのHIV感染者、エイズ患者の方々が暮らしています。
ここには医師はいませんが、ボランティアの方々が、このホスピスを支えているのも事実です。
かなり重いものを見てしまった、という気が今も続いています。
今回、内容が内容だけに、ストレートな画像、文章表現は避けたつもりですが、ご覧になられる方によっては ショッキングな内容を連想させるに至る写真、文面が見受けられることをご了承の上、ご覧下さい。
家族や病院に見放された、HIV感染者やエイズ患者の方々ためのホスピスを運営している事でも有名なのだそうです。日本のNHKも取材に来たとか。
山門を入ってすぐ
こういったオブジェが目に飛び込んできます。
運営は寄付金で賄われ、白いシャツを着たボランティアの方々が参拝客の誘導をしたり、患者の方々のケアを行ないます。この日は白人のボランティアの方を御見受けしました。日本からも、医療関係者の方や、学生さんがお見えになるようです。
お寺の境内の一角に
ホスピスはありました。エイズ患者の方が入り口近くに腰を下ろしていました。この棟は、重症の方を収容しているらしいのですが、中を少しだけのぞいて見ると、入り口近くは患者さんの食堂として使われていました。
エイズ未発症または軽症の方々が暮らしている建物。
最近できたと思われる建屋。窓越しに中をのぞきましたが全て空室でした。ストレッチベッドやロッカーがありましたので面会に来た家族と過ごされる為の部屋ではないでしょうか。
これも最近できたと思われるもの。なくなられた方々の体の一部をホルマリン漬けにして展示してあります。床がピカピカでした。
ライフミュージアム。故人またはご遺族の意思によりなくなられた方々のご遺体が展示されている。
ご遺体の横には、故人の生前の写真と、生い立ちを記したパネルが添えられている。この方は性風俗産業に従事し、29歳でなくなられたそうです。エイズ撲滅キャンペーンに役立ちたいと、生前より展示の希望があったとの説明がありました。
外国の方のご遺体もありました。アフリカ系の男性。
ご遺体は子供さんのものもあり。ご遺体の状態はいわゆるミイラ状で、ガラスケースに入ったもの、防腐液につけられたもの(液が白濁しており、ご遺体は見えない)が一部ありますが、ほとんどはそのまま添え木にもたれかけたようにして展示してあり、触れようと思えば触れられます。展示状態は故人のご遺志によるものと思われます。
引き取り手のないご遺灰も袋に入れられて、展示されていました。
ライフミュージアムと短い渡り廊下でつながった施設。中に入ると、椅子に性転換者の元男性が座っており、「コップンカー」と挨拶をしてくれました。身振り手振りの説明から、火葬場である事が判明。タイでは火葬場というものがなく、お寺の敷地内に火葬炉が設置されており、普通は1基ですが、ここは5基ありました。元男性にお礼を言って、「写真撮っていいですか」と聞いたら「ダ~イ(いいよ)」との返事、外から撮影させていただきました。
この元男性、所在なげに座っていたのですが、この後入ってきた団体客に何か説明をしていたので、ボランティアガイドをされていたのでしょう。かなりだるそうにしていたので、この元男性も患者さんなのかもしれません。
引き取り手のないご遺灰で作られたオブジェ。
お寺の前はのどかな田園風景が広がります。
ご遺体やご遺灰の取り扱いかたを見ても想像がつくと思いますが、このホスピスの運営方法をめぐって批判があるのが現実です。しかし、このホスピスにはたくさんのHIV感染者、エイズ患者の方々が暮らしています。
ここには医師はいませんが、ボランティアの方々が、このホスピスを支えているのも事実です。
かなり重いものを見てしまった、という気が今も続いています。